「ゴルフを始めたけど、どうしたら上手くなれるんだろう?」
「長くゴルフをやっているけどなかなか上達しないのはなぜなんだ?」
「もっとゴルフが上手くなりたい!」
誰もがそう思っていることでしょう。
だからこそ日々練習場に通い、何百球も何千球もボールを打ちます。
しかし、
「練習しているのに思うようには上達しないなあ!」
そう感じている人も思いのほか多いのがゴルフというスポーツではないでしょうか?
では、どういう練習をしたら上手くなるのか、効率の良い練習法はあるのでしょうか?
それは「素振り」です。
ゴルフのスコアを伸ばすには、当然ですが、良いショットを打つ必要があります。
良いショットを打つためにはそれなりのスイングを身につける必要がありますよね!
では、どうやったら正しいスイングを作ることができるのか?
そのためには、基本中の基本である「素振り」が大切です。
そこで、ゴルフを始めた頃には良くやっていた「素振り」の重要性と効果について
まとめてみたいと思います。
素振りの通りにボールを打てないのはなぜ?
ゴルフの上達に欠かせないスイング作り。
そのスイングを作るためには練習が必要ですが、結論から言ってしまうと、
正しいスイング作りは、ボールを打つ練習では難しいです。
「素振りでは、自分がやろうとしているスイング(理想のスイング)が出来ているのに、
練習場やコースで球を打つ時には違ったスイングになってしまっている」
といった経験はありませんか?
少々違うスイングになっているくらいならまだましな方で、
どうかすると素振りとは似ても似つかないスイングになってしまっている人もいますよね!
良い素振りと感じている素振りが、本当に良い素振りであるかは別問題として、
少なくとも素振りでやろうとしていることが、本番で出来ないゴルファーが
圧倒的に多いことは間違いない事実です。
このタイプのゴルファーは、ボールを打つ練習が上達どころかマイナスになっている
可能性が高いのではないでしょうか。
中には自己流(我流)で練習を重ねて、間違ったスイングや体の使い方でボールを打つ方法を
身に着けてしまっているゴルファーも少なくないと思います。。。
では、どうしてボールを打つ練習が良くないのでしょうか?
実際にボールを打つショットでは、ボールを強く打ちたいとか芯に当てたい、
遠くに飛ばしたい等、色々な要素が出てきて、自分自身のスイングに意識が向かないためです。
力を入れるタイミングが早くなったり、インパクトの手前で
コックが解けてしまったりしてしまいます。
要するに素振りと実際のショットでは力を入れるタイミングが変わってしまうので、
違ったスイングになってしまっているのです。
結果、いくらボールを使った練習量を増やしても、スイングの改善には繋がっていないのです。
「素振り」の重要性と効果
野球やテニスなど、他のスポーツと同様に、ゴルフでも「素振り」はとても重要です。
野球やテニスでは、練習で「ひたすら素振りをしている」イメージがありますよね!
ですが、ゴルフの練習場では、野球やテニスほど入念に素振りをしている人を見かけません。
ゴルフの練習場が、ボールを打つ場所として定着してしまっているからだと思います。
素振りのような地道な練習が苦手なのもありますよね。
素振りには、ボールの行方を意識せずに、純粋にスイングだけに集中できるという
メリットがあります。
一回一回、その良し悪しを判断しながら素振りをすることで、
非常に質の高い練習をすることが可能となります。
つまり、ボールの弾道を気にすることのない素振りは、正しいスイング(体の使い方)を
覚えるためにはとても有効なのです。
正しいスイングを身に付けるためには、正しい素振りを徹底して行うことが重要です。
繰り返し素振りをすることで、スイングに必要な体の動きや使い方を習得することが出来ます。
また、スイングのために必要な筋肉も鍛えることが出来ます。
素振りはボールを打つ練習と違い、やればやるほど良いスイングに近づきます。
ただし、注意しないといけないこともあります!
もしも、間違ったフォームで素振りをしていたとしたら、
どんなに素振りをしてもスイングの改善と向上は見込めません。
それは正しいスイング作りのためにはむしろ逆効果となります。
自分のスイングの改善すべき課題を認識して、意識しながら行う必要があります。
自分のスイングを知るためには、コーチ(第三者)に見てもらったり、大きな鏡で確認したり、
ビデオで撮影する必要があります。
まずは素振りで理想的な動きや体の使い方(スイング)を覚え、練習場でも
同じ動きを出来るようにします。
そして最終的には、コースでもそれが出来るようになるという手順が大切です。
まとめ
理想ではありますが、この素振りによって習得したスイングを本番で生かすことが
出来れば良いのです。
練習場の打席でボールを打つ場合は、ボールの行方ではなく、
素振りと同じスイングが出来ているかどうかを常に意識しながら
練習(スイング)するべきです。
でも、実際はこれがとても難しいんですよね!
なんだかボールを打たず、素振りだけの方が良いような気がしてきましたよね!?
実際、そうかもしれません!
少なくとも、「素振り」とボールを打つ練習の比率を考え直した方が良いかもしれませんね。
素振りの練習グッズとしては、
- 体幹を鍛えるための素振り用重めのバット
- シャフトのしなりを感じその性能を生かすためもの
- ヘッドスピードが上がる効果が期待出来るもの
等
色々なグッズが販売されていますよね!
どれでも構わないと思いますし、実際に使っているクラブでも良いと思います。
自分のスイングの課題に応じた適切な練習グッズを使ってみるのが良いのではないかと思います!
ここまでお伝えした通り、スイングの型が出来ていない状態でボールを打つ練習をしても
ゴルフの上達には繋がりません。
かえって悪いスイングが定着してしまうリスクがあります。
ゴルフの上達(スイング習得やスコアアップ)を目指すなら練習場での打ちっ放しよりも、
素振りの練習に時間を割くべきであることが分かっていただけたかと思います。
長い時間練習する必要はありません。毎日少しずつでも良いので続けましょう。
きっと、この地道な練習である「素振り」の積み重ねが、
ゴルフ上達の何よりの近道になることでしょう!