ラフでのクラブ選択と打ち方!アプローチのコツは?夏場は要注意!

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パー4のティーショット。

 

「良い感じにドライバーが打てたけど、ちょっと曲がっちゃったな!」

という時にフェアウェイを飛び越えてラフに入ってしまいますよね!?

 

プロゴルファーでもフェアウェイキープ率は60%あればかなり高い部類になるので

ラフから打つ場面は結構多いです。

 

アマチュアゴルファーであればなおさらですね。

 

ラフからのショットは、

芝に負けて飛ばなかったり、逆にフライヤーして飛び過ぎてしまったりと

様々なミスの可能性があります。

 

ラフに入ること自体は大したトラブルにならないことが多いですが、

判断を間違えると大叩きしてしまうこともあるので注意が必要です。

 

そこで、ラフからのショットやアプローチのコツを紹介します!

 

ラフとは?

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ラフというのはゴルフコースの中にある芝が伸びた区域のことを言います。

 

ラフはフェアウェイやグリーンを取り囲むようにしてありますね。

 

また、ラフとフェアウェイの間にセミラフがあることもあります。

 

セミラフはフェアウェイよりやや長く、ラフより短い芝の伸びた区域です。

 

セミラフはファーストカットとも呼ばれますね。

 

ラフに入ってもペナルティはありませんが、様々なミスが出る可能性が増えるので

ゴルフコースにおけるハザードとなっています。

 

フェアウェイは芝が刈り込まれているので打ちやすいですが、

ラフは芝が伸びているのでボールが沈んでしまったり、

逆にボールが芝の上に浮いていたりするので

ライをしっかりと見極めて打たなくてはいけません。

 

また、ゴルフ場によってはラフが非常に深い場合もあり、

ラフに入ったらボールが見つからないなんてこともあります。。。

 

なので、ラフにボールが飛んでいったら注意が必要ですね!

 

ラフはライの見極めが必要

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ラフからのショットはライの見極めが非常に重要です!

 

クラブが抜けないような深いラフからはまずは脱出することを考えるのが先決です。

 

ラフから脱出するためにウェッジやショートアイアン等、

短い番手を使用することを考えます。

 

逆に浅いラフやにラフに入ってしまったもののボールが浮いているようなライであれば、

フェアウェイウッドやユーティリティ等、長い番手を使っても打てます。

 

ただ、ラフは芝が絡んでしまうので、クラブが意図せず返ってしまって

引っ掛けてしまったりするので振り抜けるからといっても注意が必要です!

 

また、ラフからのショットはライ次第で全然飛ばなかったり、

逆に思ったより飛んでしまったりするので判断がなかなか難しいです。。。

 

特にラフでのショットで気を付けなくてはいけないのがフライヤーです。

 

フライヤーとは?

フライヤーというのはボールとクラブフェースの間に芝が挟まることで、

スピン量が減ってしまい、思っていた以上に飛んでしまうことです。

 

ドライバーショットは飛ぶことは嬉しいですが、

アイアンショット等、狙った場所に打っていきたい場合は

思っている以上に飛んでしまうのはよくありません。。。

 

「ゴルフは手前から」

なんて言いますが、日本のゴルフ場は受けグリーンが多いので、

手前からのアプローチは止まってくれるので寄りやすいですが、

グリーン奥に外してしまうと下りの難しいアプローチが残ってしまいやすいです。

 

そのため、ミスをするならオーバーするよりショートの方がスコアメイクしやすいです。

 

フライヤーしてしまうと、通常より10Y以上飛んでしまうことも多々あるので

グリーンを遥かにオーバーすることもあります。

 

私はフライヤーで異常に飛んでしまってグリーンをオーバーしてしまい、

隣接する次のホールのティーグランドまで飛んでしまったことがあります。。。

 

多分、フライヤーに加えて、カート道で跳ねてしまったんだと思いますが、

ボールが全然見つからなくて焦りました笑

 

フライヤーが起こる条件は?

フライヤーは飛びすぎてしまってスコアメイクに大きな影響を与えますが、

ラフに入ったら全部が全部フライヤーする可能性があるという訳ではありません。

 

逆に芝に負けてしまってドロップして飛ばないなんてこともありますからね。

 

  • ヘッドスピード
  • クラブ
  • ライ

によってフライヤーが起こりやすさは変わってきます。

 

ヘッドスピード

ヘッドスピードが速いゴルファーはフライヤーが起こりやすいです。

 

逆にヘッドスピードがあまり早くないゴルファーはフライヤーより

芝に負けてドロップしやすいですね。

 

目安としてはドライバーでヘッドスピードが45メートル/秒以上だと、

フライヤーが起こることを考えた方が良いですね。

 

ドライバーでヘッドスピードが45メートル/秒なくてもフライヤーすることはありますが、

フライヤーの度合いもそこまで大きくはないので、

女性や高齢者等ヘッドスピードがあまり速くないゴルファーは

どちらかというと飛距離が出ないドロップに注意した方が良いですね。

 

クラブ

フライヤーは使うクラブよっても起こりやすさが変わってきます。

 

長い番手よりショートアイアンやウェッジといった短い番手の方が

フライヤーが起こりやすいです。

 

また、芯で当たった時の方がフライヤーになりやすいです。

 

短い番手だと芯で当たりやすいので、フライヤーの可能性は非常に高くなりますね。

 

短い番手でフルショットすると、ヘッドスピードの速く、

フライヤーしやすい条件が揃うので特に注意が必要です。

 

ライ

フライヤーはボールとフェースの間に芝が挟まることで起こります。

 

そのため、ボールがラフに沈んでいて、インパクトの時、

フェースとボールの間に芝が入ってしまいそうなライで起こりやすいです。

 

また、振り抜きやすいと更にフライヤーしやすいので、

順目のラフはフライヤーに要注意です。

 

逆に逆目のラフだとクラブが抜けにくいのでフライヤーではなく

ドロップになりやすいです。

 

セミラフのようにやや短めのラフで順目のライではフライヤーになりやすいですが、

深いラフだとクラブが抜けずフライヤーになるよりも

飛距離が落ちてしまうことが多いですが、

思いのほかスムーズに抜けてしまって

フライヤーすることもあるので注意が必要です。

 

フライヤーの対策

ヘッドスピードが速いゴルファーは特にですが、

ラフに入った場合、フライヤーには要注意です。

 

ウェッジじゃないと出すのも難しいような深いラフであれば、

フライヤーは考えなくてもよいですが、

セミラフや浅くしっかり振り抜けるような浅めのラフの場合、

フライヤーを計算したマネジメントが必要です。

 

フルスイングする場合、フライヤーで飛んでしまうことを考えて、

通常のクラブより1〜2番手下げて打っていきましょう。

 

フライヤーしたらちょうどいいですし、フライヤーしなかったら

ショートするだけなので大怪我にはなりませんからね。

 

ただし、フライヤーになるとスピン量が減っているので、

ランも出やすくなるので要注意です。

 

フライヤーで飛ぶとはいってもグリーンをキャリーで狙っていくのは

よく考えた方が良いです!

 

ピン位置が奥でグリーン手間に落として狙えるのなら、

ピンを狙っていくことが出来るかもしれませんが、

ピン位置がセンターや手前の場合は

ラフから打ってグリーンにキャリーしてしまうと

グリーン奥まで転がっていく可能性が高いです。。。

 

なので、ラフからのフライヤーはランも増えることを計算して、

花道から転がして狙うのが基本ですね。

 

また、かなり上級テクニックですが、

縦のフライヤーで距離を抑えるという方法もあります。

 

フライヤーは芝を噛むことでスピン量が減って飛んでしまうことですが、

ボールを高く打ち出すことで縦方向へフライヤーさせて

前に進む力を上に進む力に変える方法です。

 

高さを出すことでボールを止めることも出来るので、

フライヤーしてしまってグリーンに止まらないということも防げます。

 

ラフからのショットとしてはかなり良さそうに思えますが、

距離を合わせるのがかなり難しいですし、

一歩間違えるとすくい打ちになってラフに食われて

全然飛ばないなんてこともありますし、

逆に良いショットになっても距離が合わないと

フライヤーした分、高さが出るので

グリーン周りのバンカーに入ってしまうと

高確率できつい目玉になってしまうこともあります。

 

そのため、ある程度のリスクを飲んだ上でのショットになりますね。

 

基本的には番手を下げて花道狙いのショットをしていくのが、

リスクの少ないラフからのショットになります。

 

ラフからの打ち方

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ラフからのショットは

  • 沈んでいるか
  • 浮いているか

で適切な打ち方は変わってきます。

 

そのため、まずはボールの状況をしっかり確認しましょう。

 

 

また、ボールの近くで素振りをしてみて芝の抵抗を確認しておきましょう。

 

間違ってボールに当たってしまわないように注意が必要ですが。

 

ボールが沈んでいる場合

ラフにボールが沈んでいる場合、芝の抵抗が大きくなるので

通常より飛ばなくなる可能性が高いです。

 

目安としてはボールの半分以上が芝に沈んで見えなくなっていると

沈んでいると判断してよいでしょう。

 

特に芝目が逆目だとさらに芝の抵抗が大きくなるので通常より飛ばなくなります。

 

グリーンまで残り距離が150Yだとします。

 

通常150Yを7番アイアンで打っているのであれば、

あえて番手を下げて8番アイアンや9番アイアン、

沈み具合によってはウェッジを使ってラフから脱出することを優先しましょう。

 

ラフの抵抗に多少負けてもグリーン周りまで近づけることが出来ますし、

思ったより抵抗が強くなかった場合、

ボールとフェースの間に芝が噛むことによって

フライヤーになってランが増えて上手くいけばグリーンオンすることもあります。

 

また、ボールが沈んでいる場合、ボールに当たるまでにクラブに芝が絡みます。

 

そのため、クラブが急激に返ってしまって引っ掛けになる可能性もあります。

 

なので、少しフェースを開いてややアウトサイドインの軌道で打つと

芝の抵抗を減らすことが出来るので振り抜きやすくなります。

 

払い打ちだと芝の抵抗をモロに受けるので、ダウンブローに打っていくのが良いですね!

 

ラフにボールが沈んでいる場合は、無理に長い番手を持ってグリーンオンを狙うより、

短めの番手を持ってしっかり振り抜くことでグリーン近くまで持っていく、

あわよくばグリーンに乗ったらラッキーくらいの気持ちで打っていくのが

大叩きの可能性も少なくなるので良いですね。

 

ボールが浮いている場合

ラフに入ったものの、浮いている場合はティーアップされているようなものなので

打ちやすい状況ではありますが、注意するポイントもあります。

 

ボールが沈んでいる状況では番手を下げて打つ必要がありましたが、

ボールが浮いている状況では芝の抵抗も少ないので、

通常の番手でも充分打っていくことは可能です。

 

フェアウェイウッドやユーティリティといった長い番手であっても

ソールが滑って抜けてくれるので使うことは出来ますね。

 

ボールが浮いているとボールの下をくぐってしまってフェースが開いて、

フェース面の上部に当たってしまって飛ばないということが起こりやすいです。

 

ロフト角の大きいウェッジでフェースを開いてしまうと

完全にボールの下をくぐってしまって

だるま落としになることもありますね。

 

なので、ボールがどの程度浮いているかをしっかりと見極めた上で

ボールに正確にヒットすることが重要です!

 

また、ボールが浮いていたとしても、

多少芝を噛むのでフライヤーになりやすいので要注意ですね。

 

ボールが浮いている場合、ダウンブローに打っても良いですが、

インパクトが点になってしまうのでやや払い打ち気味に打った方が

確実にボールをヒット出来るのでベターですね。

 

ラフからのアプローチ

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グリーン周りにラフがあることも多いので、

ラフからアプローチをすることもあります。

 

ラフからのアプローチはなんといっても

芝が絡んでしまうことで様々なミスが起こります。

 

芝の抵抗があるので強めにヒットしたいところですが、

強くヒットしたら飛び過ぎることもあるので加減が難しいところです。。。

 

そこで、ラフからのアプローチのコツをお伝えします。

 

使用するクラブ

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ラフからのアプローチではサンドウェッジを使うのがおすすめです!

 

というのも、サンドウェッジはロフトが大きく(56〜60度くらい)、

高くボールを打ち出すことが出来て、かつスピンがかかりやすいクラブで

クラブの中でも重たいクラブなので芝に当たり負けにくいからです。

 

ラフから打つとどうしても芝を噛んでしまってスピンが減りやすく、

グリーン上で止まりにくくなるので、

なるべくスピンのかかりやすいクラブを使いたいところです。

 

また、ラフからのショットはどうしても芝が絡みます。

 

そのため、なるべく当たり負けのしにくい重たいクラブを使った方が

振り抜きやすくなります。

 

それにロフトが少ないクラブだと打ち出す際に芝の抵抗を受けやすくなるので

高く打ち出した方が芝の抵抗が少なくなりやすいです。

 

なので、サンドウェッジを使うのがベストですね!

 

打ち方

打ち方はショットと同様にボールの状況によって変わってきます。

 

なので、ライの判断が重要です。

 

ボールが沈んでいる場合

ボールがラフに沈んでいる場合、芝の抵抗を受けるので工夫が必要になります。

 

まずは、芝の抵抗に負けないようにややしっかりめにグリップをしましょう。

 

クラブヘッドを走らせるためには緩くグリップするのが良いですが、

アプローチは飛ばす必要が無いので、

芝の抵抗に負けないようにすることが優先ですからね!

 

また、芝の抵抗でフェース面がブレやすいのが

ラフからのアプローチの難しさです。。。

 

なるべく、フェース面の開閉を抑えて身体の回転でボールを運ぶように

打っていくのが良いですね。

 

ラフからのアプローチはなるべく芝の抵抗を減らしたいので、

ややダウンブローに打っていくのが良いです。

 

払い打ちをしてしまうとボールの手前の芝の抵抗をモロに受けるので

当たり負けしやすくなりますからね。

 

ボールとクラブフェースの間にどうしても芝を噛んでしまうので、

通常のアプローチよりヘッドスピードが減速しやすく、スピンも減るので

通常より転がるイメージでアプローチしていきましょう。

 

ラフからのアプローチの距離感は何回もやってみて徐々に掴んでいくしかないですね。

 

ラフが非常に深い場合

ラフが非常に深く、その中ボールが入ってしまっている場合、

ピンに寄せるというよりもラフから脱出出来ればOK、

グリーンに乗ればラッキーという気持ちで打つ必要があります。

 

ボールが沈んでいる場合の打ち方に加えて、

芝が絡んでフェースが返ってしまうことを計算して

フェースを少し開いて打つのが良いですね。

 

また、思い切りが必要です。

 

ピンに寄せようと、距離を合わせて打とうとすると緩んでしまって、

芝の抵抗に負けてまた同じような場所から打つなんてことになりかねません。。。

 

なので、思い切ってしっかり打っていくことが必要です。

 

思いのほか飛んでしまっても、ラフから脱出出来ればOKの気持ちが大事ですよ!

 

ボールが浮いている場合

ボールが浮いている場合はそこまで難易度は高くありません。

 

芝の抵抗も少ないのでティーアップされている状態で打つような形になります。

 

気を付けなくてはいけないのが、ボールの下をくぐってしまうことです。

 

ラフからのアプローチではサンドウェッジのような

ロフト角の大きなクラブを使うことが多いので

だるま落としに要注意です。

 

特に打ち込むように打ってしまうとボールの下をくぐってしまったり、

フェースの上部に当たってしまい思ったより距離が出ない

ということになってしまいやすいので払い打ちをするのが良いですね。

 

 

 

夏のラフは要注意!

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ラフからのショットは色んなミスの可能性があるので注意が必要ですが、

夏場のラフは特に注意が必要です!

 

ゴルフは自然の中でするスポーツですし、季節によって自然環境も変わってきます。

 

特に夏場は芝が元気でラフの芝が伸びがちです。

 

それに、芝自体がしっかりしているので浅いラフであっても

意外と芝が絡んでしまって抜けにくかったりします。。。

 

ラフから打つ前に近くで素振りをしてみて、

芝の抵抗がどの程度かを確認して打っていくのが良いですね。

 

抵抗が強いようなら無理せず短めの番手でラフからの脱出を優先すると

大叩きを防げます。

 

どうにかグリーンの近くまで飛ばしてやろうとすると

チョロみたいになってしまって全然飛ばなくて

またラフからなんてことになって、負の連鎖に入ってしまいますからね。

 

欲張らないことが重要です!

 

まとめ

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ラフからのショットやアプローチはボールの状況で打ち方が変わってきます。

 

ボールが浮いている場合はやや難易度は下がりますが、

ボールが沈んでいる場合は芝の抵抗に負けないように打っていく必要があります。

 

プロゴルファーでもラフから打つ場面は多々あるので

私達アマチュアゴルファーはなおさら多いです。

 

なので、しっかりとラフからの打ち方を理解して、

状況に応じた適切な打ち方を出来るようにしておきたいですね。

 

特に夏場のラフは芝が元気なので、暑さで気が緩んでいると、

芝の抵抗に負けて全然飛ばずもう一度ラフから打たなくてはいけない

なんてことにもなりかねません。。。

 

ラフは入ってもペナルティはありませんが、ゴルフコースにおけるハザードなので

しっかりと対策して打っていきましょう!

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