ゴルフのプレー中にコースマーシャルに
「お客様、スロープレーになっているので急いで下さい!」
なんて声をかけられることがありますよね!?
「お金を払ってゴルフしてるんだから、ちょっとくらいゆっくりプレーしてもいいじゃん!」
なんて思ったりもするので、
コースマーシャルはゴルファーから毛嫌いされがちです。。。
私もプレーをせかされたり、監視されながらプレーしてるみたいで
変な緊張感があるので、コースマーシャルのことは正直苦手です。
でも、実はコースマーシャルがいるからこそ、快適にゴルフが出来ていたりするんです。
意外と知られていませんが、コースマーシャルの仕事は
ゴルファーのプレー進行をコントロールするだけではないんです!
そこで、コースマーシャルの仕事や役割について紹介します!
スロープレーの目安は?
ゴルフではスロープレーは
たくさんの人の迷惑になる可能性があるのでNGとされていますが、
そもそもどこからがスロープレーとして扱われるのでしょうか?
プロのトーナメントや競技では、
競技委員が時間を測ってプレー時間をチェックしています。
プレーの進行が遅れてきたら警告が入り、警告を受けても、
なおプレーが遅いようなら、ペナルティが課せられます。。。
プロや競技の世界では1ストロークの差はかなり大きいので、
スロープレーでのペナルティは避けたいところですね。
では、我々アマチュアゴルファーの場合はどうでしょう?
仲間内のプライベートなラウンドではわざわざプレー時間をチェックしたりして
スロープレーにペナルティなんてことはしないですよね!?
ゴルフ場ではハーフのプレー時間の目安を設定していることが多々あり、
基本的にはゴルフ場の設定しているプレー時間を目指して、
プレーを進行させます。
大抵、ハーフのプレー時間は2時間10分〜2時間15分を目安にしていることが多いです。
最初の組から最後の組まで全ての組が目安の時間でプレーをしてくれれば
何も問題無いのですが、なかなかそうもいきません。。。
トラブル等があると、どうしても進行が遅れてしまって、
ホールアウトしたら前の組はもう見えなくなっているなんてこともあります。
そうなると、進行スピードを早める努力が必要になります。
アマチュアゴルファーの場合、
パー4、パー5で前の組と1ホール以上空いてしまうと
進行が遅れているのでスロープレーになるので注意しましょう!
ただし、前の組が2サムだったりして、
異様にプレースピードが速いと全然スロープレーじゃなくても
パー4、パー5で前の組と1ホール以上空いてしまうことがあります。
なので、その場合は後ろの組が待っていなければ
そのままのペースでプレーしても問題無いですよ!
スロープレーはご法度!
ゴルフではスロープレーはご法度です!
1組スロープレーで進行が遅れてしまうと、
その後の組がどんどん詰まっていってしまい、
ゴルフ場全体の進行を遅らせてしまう可能性があるからです。。。
組の1人がスロープレーをしてしまうと、
その組のペース自体が遅くなる可能性が出てくるんので
同伴者のプレーが遅いようならば組全体でフォローして
組のプレー進行スピードが遅くならないように協力し合わなければいけません。
林の中に入ってしまうようなトラブルが発生すると
ボール探しに手間取ったりして
どうしてもプレーが遅くなりがちなので、
一緒にボールを探す等して進行を遅らせないように
みんなで協力し合う意識が必要です。
スロープレーの防止に重要になるのがコースマーシャルです。
コースマーシャルはどんなことをしている?
ゴルフ場でたびたび見かけて、たまに声をかけられることがあるコースマーシャル。
コースマーシャルはどんなことをしているのか気になりますよね!?
コースマーシャルの仕事を一言で言えば、
「ゴルフ場内を巡回しながら全体のプレースピードを把握、管理すること」
です。
マーシャルカーというコース管理の人が乗るゴルフカートに乗って
コースを巡回しつつ、声かけをしてスムーズなプレーを促すことで
ゴルフ場全体のプレースピードを早めています。
平日ならまだしも土日祝日のゴルフ場ってかなり混んでますよね!?
毎ホールティーショットを待っている状況なんてのも多々あります。
1、2ホール程度ならティーショットを待ってもいいかなって思いますが、
毎ホールとなるとなかなかしんどいです。。。
調子が良いと、リズム良くプレーをしたいところですが、
待たされることでリズムが崩れてしまいますし
待っている間に身体が固まってしまって
ミスショットなんてこともあります。
それに、プレーの進行が遅れると昼食の時間が短くなってしまったり、
帰りの時間が遅くなってしまったりと悪影響が多いです。
適切なスピードでプレー出来るということは
ゴルファーの満足度を高めることになるので
ゴルフ場としてもプレーの進行を気にするんですね。
ゴルフはマナーのスポーツですし、
スロープレーを気にしているといっても
個人ではなかなかスロープレーを防止するのは難しいです。
お金を払ってゴルフをしているのだから
多少ゆっくりプレーしても良いだろうという人もいるでしょうし、
そもそもスロープレーになっている自覚が無い人もいます。
そのため、第三者の立場からコースマーシャルが声をかけることで
プレーファストを促す必要があるんです。
日本のゴルフ場ではコースマーシャルの力はそこまで強くないので
プレーの進行が遅れていると声をかけられる程度ですが、
海外のゴルフ場ではスロープレーをしていると
ボールをピックアップされて次のホールへ行くような指示を受けることもあります。
たしかにスロープレーは良くないですが、
プレーを強制終了させられるのはなかなか嫌ですね。
コースマーシャルはプレイヤーの安全管理もしている
コースマーシャルの仕事は
ゴルフ場全体のプレースピードの管理だけではありません。
コースマーシャルがいるおかげで、
我々ゴルファーは安全にゴルフをすることが出来るんです!
というのも、コースマーシャルはゴルフ場内を巡回しながら
カート道上の石や木の枝を取り除くことで
安全にカートで移動出来るようにしたり、
雨で地盤が緩んでいるような
コース内の危険な箇所をチェックしたりしています。
また、真夏等気温が高い日はプレー中に熱中症になる可能性もあります。
コースへ連絡すれば救護に来てくれますが、
クラブハウスから現場へ行こうとすると
場所によってはどうしてもかなり時間がかかってしまうことがあります。
ですが、コース内をマーシャルが巡回していることで
スムーズに現場へ駆けつけやすくなります。
安全面以外では、ゴルフクラブやヘッドカバー等の忘れ物や落とし物を拾ってくれて
届けてくれたりもします。
特にウェッジのようについグリーン周りに忘れがちで、
スコアメイクにも大きな影響を与えるクラブはプレー中に届けてもらえると
とても助かりますよね!?
コースマーシャルがいてくれるおかげで忘れ物や落とし物をしても
スムーズに見つけて手元に戻ってきやすくなります!
コースマーシャルは実はゴルファーの味方!
ゴルファーから煙たがらがちなコースマーシャルですが、
巡り巡って私達ゴルファーが快適にプレー出来るように
フォローをしてもらっているんです。
プレーをせかされるように一面も確かにありますが、
トータルで見たらそれは自分が他人のスロープレーで
待たされることが少なくなるという形で返ってくることでもあります。
スロープレー気味になってしまって、コースマーシャルに声をかけられたら、
プレーファストを改めて心がけるようにして、
コースマーシャルの言うことを素直に聞いて、
実行出来るようになりたいですね!
まとめ
ゴルフのプレー中、コースマーシャルが近づいてくるのが見えると
なんとなく嫌な感じがしますよね!?
私もいまだにコースマーシャルが近づいてくると
ちょっと気になってしまいます。。。
でも、そんなコースマーシャルの方がコース内を巡回しているので
私達は快適にプレーをすることが出来るんです。
コースマーシャルは全体のプレースピードの管理が主な仕事ですが、
プレイヤーの安全や落とし物、忘れ物の管理もしてくれます。
なので、あまりコースマーシャルを毛嫌いせず、むしろ
「私達ゴルファーのためにありがとうございます!」
という気持ちで接することが出来るようになりたいですね!