ゴルフを全くやったことがない初心者がゴルフに興味を持ってくれたので
ゴルフクラブについて教えていた時のことです。
「これがアイアンで、これがウェッジだよ!」
となんてクラブを見せながら教えたら、
「アイアンとウェッジって同じだよね?何が違うの?」
と聞かれました。
PWやSWって何となくウェッジとして認識しているけど、
アイアンとウェッジの違いってなんだろうと思ってしまって
上手く答えることができませんでした。。。
アイアンとウェッジの違いって意外と知っているようで知らないですよね!?
そこで、アイアンとウェッジの違い調べてみたのでお伝えしていきます!
アイアンとは?
ゴルフクラブはその昔、
- ヘッドが木で出来ているウッド
- ヘッドが鉄で出来ているアイアン
というようにヘッドの素材でクラブが区別されていました。
今ではウッドはチタン等の金属で出来ていますし、
アイアンもステンレス素材で出来ていたりと
素材で区別することは出来なくなりましたが、
昔の呼び方が残っています。
ゴルフはクラブによって距離を打ち分けるスポーツですが、
その中でも種類がたくさんあるのがアイアンです。
アイアンは1番から9番で構成されていて、
ロフト角やシャフトの長さの違いによって
距離を打ち分けられるようになっています。
数字が大きくなるにつれてロフト角が大きくなりシャフトが短くなります。
ウェッジとは?
ウェッジはアイアンよりもロフト角が大きくシャフトが短いクラブです。
ウェッジとしてはPW(ピッチングウェッジ)やSW(サンドウェッジ)がありますが、
ピッチングウェッジとサンドウェッジの間の距離を打ち分けるため
アプローチウェッジ(ピッチングサンドウェッジ)もあります。
ウェッジは番手で区別されることもありますが、
ロフト角が記載されていて、ロフト角の違いで区別されることもあります。
ウェッジは現在ではロフト角の違いによりざっくり以下のように区分されます。
44度〜48度 ピッチングウェッジ
50度〜52度 アプローチウェッジ(ギャップウェッジ、ピッチングサンドウェッジ)
54度〜58度 サンドウェッジ
60度以上 ロブウェッジ
ロフト角による呼び方はあくまでも目安ですよ。
アイアンとウェッジの違いは?
では、アイアンとウェッジの違いはなんでしょうか?
結論から言うと、アイアンとウェッジのルール上の違いはありません。
「アイアンというカテゴリの中にウェッジがある」
という形ですね!
ウェッジはアイアンより下の番手で、
アイアンよりも短い距離を打つためのアイアンといった感じです。
その昔、9番アイアンはニブリックと呼ばれていて、一番距離が出ないクラブで
ウェッジという概念はありませんでした。
そんな時代にバンカーから脱出しやすいサンドウェッジが生まれました。
ウェッジは木を切り倒すためのくさびという意味ですが、
バンカーに打ち込んだら簡単に脱出が出来るくさびという
サンドウェッジはその当時では革新的なクラブでした。
また、アプローチは転がすランニングアプローチが基本ですが、
シチュエーションによっては高くボールを上げる必要があります。
そんな場面でピッチショットが打ちやすいピッチングウェッジが生まれたりして
ウェッジのバリエーションも増えていきました。
アプローチで、より簡単に状況にあったボールを打つために工夫した結果が
今のウェッジの原点ということですね!
ウェッジとアイアンの性能の違い
アイアンのカテゴリの中にウェッジがあるといっても
アイアンセットのPW(ロフト角48度)とPW相当の48度の単品ウェッジでは性能が異なります。
クラブのスペック的には同等ですが、
48度の単品ウェッジの方がスピン量が多くなり若干距離も落ちます。
簡単に言えばアイアンはフルショット用、単品ウェッジはアプローチ用という感じで、
単品ウェッジはより細かく距離を打ち分けやすいコントロールしやすい性能になっています。
ただ、その分ミスした時に距離も落ちやすいので注意ですが。。。
一般的にはアイアンセットのPWを入れることが多いですが、
PGAツアー等厳しいセッティングで戦うゴルファーは
よりコントロール性能が高いクラブが必要なので
単品ウェッジをPWとして使うことが多いですね。
どちらが良いというものでもないので、あなたのプレースタイルに合わせて
どちらをPWとしてバッグに入れるか考えましょう!
まとめ
アイアンとウェッジの違いって知っているようで意外と知らないですが、
ルール上、厳密な定義は無いので、アイアンのカテゴリの中にウェッジがある
という認識で良いでしょう。
昔はウェッジ自体存在しませんでしたが、ゴルフコースの様々なシチュエーションに
対応するためSWやPWが生まれました。
そして、現在ではアマチュアゴルファーを中心に、
アイアンにも飛距離が求められていて、
ストロングロフトのアイアンが主流になっているので、
アイアンの番手間の飛距離のギャップが大きくなったことで
飛距離のギャップを埋めるため3本以上のウェッジを
バッグに入れるゴルファーも少なくありません。
また、アイアンセットに入っているPWと同等のロフト角の単品ウェッジもあります。
現在はウェッジの種類も豊富にあり、ゴルファーそれぞれのプレースタイルにあった
クラブセッティングがしやすくなっています。
あなたも、あなたにとってのベストなウェッジのセッティングを見つけて、
より良いプレーが出来る様にしましょう!