ゴルフクラブのチッパーとは?違反じゃない?打ち方や使える距離は?

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その日のゴルフはいつになく良いスコアが出そうな気がしていた。

 

ティーショットは、フェアウェイど真ん中ばかりで今日一の連発。

 

パーオンこそ少なかったけれど、フェアウェイからのセカンドショットはダフることもなく、

ナイスショットが続いた。

 

あの何回かのアプローチのザックリが無ければ、ベストスコア更新で100切りだったのに。。。

 

そんな、アプローチが苦手なあなたにおすすめなのが「チッパー」です!

 

あなたはゴルフクラブの「チッパー」って知っていますか?

 

プロゴルファーはほとんど使っていないですし、なんとなくアプローチが苦手な方が

キャディバックに入れているイメージがありますよね。

 

確かにチッパーを持っていると何となく

「私はアプローチが得意ではありません」

と宣言しているようなもので、かっこいい感じはしませんね。

 

私もキャディをしている時に、チッパーを使っている方は、

ゴルフ歴は長いけれどアプローチが他のクラブに比べて

極端に下手な方が使っていると感じました。

 

でも、チッパーは使い方次第で強力な武器にもなります。

 

そこで、ゴルフクラブのチッパーについて紹介します!

 

チッパーとは?

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チッパーとは名前の通り、チップショットを打つように

転がしのアプローチを打つように作られたクラブです。

 

グリーン周りのアプローチの為に使うパターのような形のヘッドながら

ロフト(35~55度位)の付いているクラブです。

 

「シガー」とも言われていますが、「チッパー」の方が、なじみがありますよね。

 

主に使う場面はグリーン周りの30Y以内でバンカー等の障害物がない場合に

使うことが出来ます。

 

みんながウェッジを使ってアプローチをしている中、

チッパーを使うのはカッコよくないかもしれませんが、

アプローチを確実に寄せられたらスコアに直結しますよ!

 

週刊ゴルフダイジェストで連載中の漫画「オーイ! とんぼ」の中で

女子のアマチュアトッププレイヤーがチッパーを武器に結果を出していたりもするので

見た目を気にしなければ強力な武器になるかもしれません。

 

実際、チッパーは転がしのアプローチが中心になるので、

上手く距離感を出して打てるようになればチップインの確率も上がります。

 

チッパーのメリットは?

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実際にチッパーは使っている人は少ないですが、大きなメリットがあります。

 

ミスが出にくい

チッパーはアプローチが苦手な方におすすめのクラブです。

 

他のアイアンと比べてソール幅が分厚いため、ダフリにくい事が特徴で、

パターのように安心して打つことが出来ます。

 

砂地や芝が薄い、ミスしやすいライからもクラブは滑りやすいので、

アプローチが苦手な方でも不安要素が少なくなります。

 

それに、チッパーならばシャンクが出ません。

 

グリーン周りで寄せたい時にこそ出てしまうシャンクがおさらばするのは大きいですね。

 

また、チッパーはロフト角がついていないものが多いクラブです。

 

ロフトが多くても55度くらいなので、あなたが持っているサンドウェッジより、

ロフト角は立っています。

 

チッパーのデメリットは?

チッパーのメリットを紹介してきましたが、デメリットについても

触れていきたいと思います。

 

使っているとカッコ悪い

チッパーを使っている人はアプローチが下手、超初心者といったイメージを持たれがちです。

 

そのため使っているとカッコ悪いイメージがありますし、ちょっと恥ずかしいですよね。

 

「他人の目を気にしない」

というのがチッパーを使う上で重要になります。

 

単純なアプローチしか出来ない

チッパーはピッチ&ランのシンプルなアプローチをするには非常に適しています。

 

その代わり、ロブやピッチショットのようにフワッとあげたアプローチや

キュキュッとスピンがかかるプロゴルファーがするような

テクニックが必要なアプローチは出来ません。

 

チッパーはピッチエンドランや、ランニングアプローチの時に使用する事がメインで、

バンカー越え等高い球が必要になる場面ではなかなか使いにくいです。

 

一種類のアプローチしか出来ないクラブをキャディバックに入れておくのも

もったいない気がしますよね。

 

そのため、プロや上級者はチッパーを使わない人が多いんです。

 

チッパーはルール違反?

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グリーン周りのアプローチが苦手な方にとって、チッパーは救世主のようなクラブですよね!?

 

ソールが分厚い分、ダフリやザックリのミスが少なくなり、

簡単にアプローチをすることが出来ます。

 

チッパーを使っている人が少ないため、公式の試合等競技では使えないと

勘違いしている人も多いのですが、チッパー自体は違反クラブではありません。

 

ただし、他のクラブ同様にルール違反のクラブもあって、

ルール違反のチッパーもゴルフショップで販売されているので、

使う時は気を付けて下さいね。

 

ルール適合外のチッパーはプライベートなラウンドなら問題ありませんが、

公式の試合や、ゴルフ場のクラブコンペで使用することが出来ませんのでご注意を。

 

せっかく持っているならば、いつでも問題なく使えるクラブが良いですよね。

 

そこで、どのようなチッパーが違反になってしまうのかを紹介します!

 

チッパーはアイアン扱いになる

チッパーを使ったアプローチをする場面は、バンカーなどの障害物がなく、

ランが多いアプローチができる状況が多いはずです。

 

そのため、チッパーはパターと同じようなクラブだと考えている人が多いですが、

チッパーはアイアンの部類に入ります。

 

そのため、アイアンの規定に沿って製造されていないチッパーは違反クラブとなってしまいます。

 

また、自分自身で使いやすいように改造してチッパーにパターのグリップを付けるのも

違反になってしまうので、気を付けて下さいね。

 

中古品を買う時もパターのグリップがついていないか確認して下さいね。

 

違反品もたくさん販売されている!

チッパーは他のクラブと違って人気があるものではありません。

 

そのため、メーカーも売り上げを上げるために様々なクラブを販売しています。

 

両面にフェイスがあり、右打ち、左打ちのどちらの方も打てるようになっているものや、

クラブヘッドのセンタにシャフトが刺さっているものがあります。

 

また、物によっては二重グリップになっていることもあります。

 

どれもルールに違反しているので、気を付けて下さいね。

 

チッパー購入時にはしっかりと「ルール適合」なのかどうか確認しましょう。

 

チッパーはどんな打ち方をする?

チッパーの打ち方は、通常のクラブより短いのでボールに少し近づいて縦に振ります。

 

長いパットの時と同じ打ち方で、手首を使わずに打つと方向性が良くなります。

 

チッパーにはロフトが付いているのでパターのように打っても

ロフトが勝手にボールを上げてくれます。

 

ウェッジのように上げようとしたり、打ち込んだりしてはダメですよ。

 

チッパーのロフトは何種類かあるので、使う時は自分のチッパーはどの程度ボールが上がって、

どのくらいランが出るか、練習をして打ち方を確認しておく必要があります。

 

距離感が分かってくると、グリーンエッジからのアプローチでミスがなくなるので、

スコアアップに役立つクラブですよ。

 

チッパーが使える距離は?

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ゴルフクラブの「チッパー」は使ったことがなかったり、見たことがなかったりしても、

聞いたことはある方がほとんどではないでしょうか。

 

それほど身近なクラブ、ではありませんが、アプローチが苦手な方なら

おすすめのクラブである事は間違いないです。

 

様々な種類のアプローチを打つことはできませんが、パターのように転がすことが出来て、

ウェッジに比べてミスが少なくなるのが特徴です。

 

チッパーをどのような場面で使うといいのか、距離別に紹介します!

 

10Y以内のアプローチ

10Y以内のアプローチはウェッジで打つかパターで打つか迷いどころですよね。

 

パターの方が失敗はしにくいけど、何となく手前の芝が気になるし、

ボールがなかなか転がらないのではないかと不安になってしまう事が多いと思います。

 

しかも10Y以内であれば寄せて当然、パーは固いなと頭のどこかで考えてしまうと、

ミスに繋がってしまいます。

 

迷いながらアプローチすることはよくありませんし、ミスは避けたいですよね。

 

そんな時に使えるのがチッパーで、芝が長くて気になる所はキャリーで、

グリーン上は転がしていくことが出来るので、おすすめです。

 

打ち方はボールを浮かせるのではなく、パターだと思って

転がすつもりでいくと上手くいきますよ!

 

10Yから30Yのアプローチ

この距離がチッパーでアプローチをするなら、一番やりやすい距離です。

 

ただし、ボールとグリーンの間に障害物が何もないことを確認して下さい。

 

バンカーなどがある場合はボールが浮かずバンカーに入ってしまう可能性があります。

 

また、あごが小さいバンカーでもバンカーがある事によって力んでしまい、

思った以上にボールが飛んでしまう場合があるがあります。

 

バンカーなどの障害物がある場合はチッパー使用を辞めておきましょう。

 

キャリーとランはロフトにもよりますが、1:5ぐらいのイメージを持っているといいですよ!

 

30Y以上のアプローチ

チッパーはボールを浮かせるアプローチではなく、

地面を転がっていくアプローチをするためのクラブです。

 

あくまでグリーン周りのアプローチをするためのクラブなので、

30Y以上のアプローチには向いていません。

 

グリーンが30Y以上あり、ピンが一番奥にある場合以外は使うのを

やめておいた方が良いですね。

 

チッパーはあまり長い距離は難しくなりますので、

30Y以上はウェッジを使った方が寄る確率は上がると思いますよ。

 

 

チッパーの注意点

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あくまで、チッパーは転がすアプローチに特化したクラブですので、

ボールとカップの間に障害物などがあり、不安な気持ちになったら

使うのはおすすめできません。

 

また、チッパーを使える場面は寄せて当たり前と思われがちで、

逆にプレッシャーになってしまう場合があります。

 

プレッシャーに打ち勝つためにも、同じ場面で使い続けるのがいいでしょう。

 

チッパーを上手く利用して、ゴルフスコアのアップを目指していきましょう。

 

まとめ

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ゴルフクラブのチッパーを紹介しました。

 

  • アプローチがパター感覚で簡単に出来る!
  • 上級者は使わない人が多い!

と特徴的なクラブですが、アプローチがどうしても苦手で

ミスばっかりしてしまう方にはおすすめできるクラブですね!

 

アプローチが苦手な方にとってチッパーはミスが少なく、ゴルフが簡単になるので、

おすすめではありますが、気が付かずに違反のクラブを購入してしまい、

それに慣れてしまうとまた一から練習しなければならないので大変です。。。

 

JGAの規則にしっかりとチッパーについても明記されているので、

チッパーを使用する場合は確認するのがいいでしょう。

 

ルール適合のチッパーを使ってゴルフを上達して下さいね!

 

チッパーでアプローチが上達してから普通のクラブに変えるのもいいと思います。

 

アプローチはゴルフスコアをよくするためにはとても重要なポイントです。

 

「チッパーなんて邪道だよ!」

なんていう方もいるけれど、ルールに適合したものであれば、

スコアアップの為に使用するのは全然有りですよ!

 

「邪道だ!」

という方の中には、チッパーを使った人自分より上手いアプローチを見せられるのが

悔しいんでしょう笑

 

ちなみに、2008年のフジサンケイクラシックの練習ラウンドで

横峯さくらプロがバックに入れていたこともあります。

 

プロが試合で使うくらいだからアマチュアの我々も検討しても良いかもしれませんね。

 

グリーンエッジからのアプローチで苦労している方は、

一度試しに使ってみるのも良いかもしれません。

 

私の知り合いで2人チッパーを使っている方がいるんですが。

グリーンエッジから転がるボールで簡単に寄せてくるんです。

 

「えっ」て感じで寄せて、簡単にパーを拾っちゃうんですよね。

 

パターのような打ち方をすればいいだけだから、少し打ち方を練習して

距離感に慣れてしまえば難しいことはありません。

 

チッパーを使用する事で2~3打少なくなったら良いですよね。

 

アプローチのミスでスコアがまとまらない方は、

チッパーを使ったら、次のゴルフで100切り出来るかもしれませんよ。

 

上手くチッパーを利用してゴルフ上達を目指しましょう!

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