あなたは「パークゴルフ」って聞いたことありますか?
ゴルフならテレビで中継されているし、有名なプロゴルファーもいるので分かるけれど、
「パークゴルフ」は聞いたことがないという方がほとんどではないでしょうか?
実際、私も名前は聞いたことはあるけれど、パークゴルフをプレーをしたことはありませんし、
している人を見たこともありませんでした。。。
そこで、「パークゴルフ」についてご紹介します!
パークゴルフとは?
パークゴルフはゴルフが身近になるように、また誰でも簡単に出来るように
北海道で生まれたゴルフ風の新しいスポーツです。
パークゴルフ用のクラブとボールとティーがあれば誰でも楽しめるスポーツです。
パークゴルフのコースは1ホールに3から5の標準打数(パー)が設定されていて、
9ホールでパー33からなっています。
ゴルフと同様にいかに少ない打数でホールアウト出来るかを競います。
パークゴルフの成り立ちは?
パークゴルフは1983年に北海道十勝管内幕別町で考案され、
「公園で幅広い年代の人が出来るスポーツ」
として生まれました。
その名の通り、公園のゴルフということですね。
また、近年では「みんなのパークゴルフ」というSNSが開発され、
ゲームの世界でもパークゴルフを楽しむ事が出来ますよ。
コースは発祥の地である北海道が一番多いですが、全国に1283コースあり、
国外にも64コースほどあります。
(2020年時点)
パークゴルフのコースは普通のゴルフのように広大な土地がいらないため、
ビニールハウス内にコースを設置し、冬でもプレーが出来るようになっているコースもあります。
パークゴルフのコースは?
パークゴルフのコースは普通のゴルフと違って、
1ホール100メートル以内、9ホール500メートルを超えてはいけない等
距離の制限もあるので、そこまで広い土地を必要としませんが、
コースの設置基準が詳細に定められています。
また、パークゴルフはその名の通り、公園(パーク)をみんなで遊ぶことにより
生き生きとした公園にしようという発想から生まれているので、
公園を活用したりすることが適当とされています。
他にも色んな設置基準がありますが、公園や河川敷、畑、スキー場といった
既存の土地を活用してコースが設置されています。
パークゴルフと普通のゴルフとの違いは?
パークゴルフはあくまで、ゴルフ風のスポーツなので、
普通のゴルフほど敷居は高くありませんし、ゴルフと違って難しくないため、
大人から子供まで一緒に気軽にプレーすることが出来ます。
また、普通のゴルフは行く前にはしっかりと練習場に通って、
ある程度ボールが打てるようならないといけません。
ですが、パークゴルフはその必要がありません。
料金もゴルフの10分の1以下で認定コースであれば、
安いところだと500円程でプレーすることが出来ますし、
無料で楽しめるところもあります。
コースはゴルフに比べて短く、プレー時間も1時間半ほどで終わるので、
ゴルフより手軽なのが印象です。
パークゴルフにも公式の大会がある!
パークゴルフにも公式の大会があります。
年に一回開催されていて、かなり盛り上がっていますが、
残念ながら2020年の大会は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいました。。。
また、国際大会も開催されているので、是非チェックしてみて下さいね。
パークゴルフのルールは?
パークゴルフは普通のゴルフと同様に打数を競いますが、
あくまでもゴルフのようなスポーツなので、普通のゴルフとは少しルールが違います。
パークゴルフは老若男女、誰でも楽しめるスポーツなので、
ルールも比較的初心者に優しいものとなっています。
そこで、パークゴルフ特有のルールを抜粋して紹介します。
紹介するのも意外にもパークゴルフのルールはまだまだたくさんあるので、
是非確認してみて下さいね。
空振りは何回しても大丈夫!
パークゴルフは初心者でも楽しめるように何回空振りしても
1打にカウントされないようになっています。
ゴルフと同じで、ホールの初めのショットであるティショットは
ボールをティアップして打ちます。
ティショットでは、何回空振りしても大丈夫ですし、構えた時にボールが動いても
やり直すことが出来ます。
また、空振りした影響でボールがティから転がってもやり直しすることが出来ます。
ただし、2打目以降の空振りは一打にカウントされませんが、
空振りしてしまった影響でボールが動いてしまうと1打にカウントされてしまうので
気をつけ下さいね。
バンカーはソールして打つことが出来る!
パークゴルフのコースにもゴルフと同じ、バンカーが設置されています。
普通のゴルフではクラブをバンカーにソールして打つことが出来ず、
普段と違ったスイングになってしまうため、初心者にとってバンカーは天敵ですよね!?
でも、安心して下さい!
パークゴルフではバンカーに入ってしまってもソールして打つことが出来るので、
普段通りにスイング出来ますね。
ただし、エチケットとしてバンカーで打った後はバンカーレーキで綺麗にならすのは
ゴルフと同じですよ!
OBゾーンがある!
パークゴルフにも普通のゴルフと同様にOBゾーンというものがあります。
OBゾーンに入ってしまったら、プレー禁止区域なのでそこからプレーすることは出来ません。
普通のゴルフに比べてボールが飛ばなかったり、曲がりにくかったりする分、
意外なところにOBゾーンがあるので、ちゃんとコースを確認してから打つように
心掛けて下さいね。
ボールがOBゾーンに入ってしまったら、最後に横切ったところから
2クラブレングス以内にボールを置いてプレー出来ます。
普通のゴルフではOBになってしまったら、元の場所から打ち直しなので、
前に進んで打てるのは嬉しいですね。
また、ボールがOBゾーンを示すラインに乗っていたり、
スタンスだけがOBゾーンに入るだけであれば、そのままプレーする事が出来ます。
パークゴルフのクラブは?
誰もが簡単に楽しめるパークゴルフ。
旅行がてらに遊ぶだけならいいですが、
上達してきたら公式の大会に出場してみたいですよね!?
そうなってくるとゴルフと同じでクラブもレンタルじゃなくて、
マイクラブを使いたくありませんか?
パークゴルフで使用するクラブにもしっかり規定があるので、確認しておきましょう!
そこで、パークゴルフで使えるクラブをご紹介します!
協会の認定を受けたものであること
パークゴルフの用具は日本パークゴルフ協会が公認の公式用具取り扱いメーカーとして
入会を承認されたメーカーが販売している物を使用しなければなりません。
また、そのクラブを公認申請し、基準の合否認定を受ける必要があります。
用具認定に関する規程は日本パークゴルフのホームページに掲載されているので
確認して下さいね。
ただし、日本パークゴルフ協会が公認しているメーカーのものであれば大丈夫ですし、
ミズノなどの大手メーカーが多いので安心ですよ。
パークゴルフのクラブの長さや重さの規定は?
パークゴルフで使用するクラブの長さや重さにも規定があります。
長さは、グリップエンドの先端からヘッドソールの最先端までの長さが
860ミリメートル以下のもので、重さは電子天秤で計測し、
600グラム以下のものとなっています。
また、ゴルフのクラブと違ってロフト角を付けてはいけません。
ロフトを付けてしまうとボールが上がってしまって危険ですからね。
パークゴルフは安全第一です!
クラブの規定は細かく決まっていますが、認定されているクラブを使用すれば
問題ないので心配しないで下さいね。
ヘッドやシャフト、グリップにも規定がある!
パークゴルフで使用されるクラブのヘッドにも細かく規定があります。
ヘッドは木材でできていなければなりませんが、
ヘッド全体の82パーセント以上を占めていれば大丈夫です。
ソール部分を金属等で補強するのは問題ありません。
また、ボールを打つ部分である打球面は樹脂材であり、金属などの使用は認められておらず、
打球面に凸凹を付けることは禁止され、平滑でなければなりません。
シャフトは木質やカーボンなどのものに限られており、たわみ量にも規定があります。
また、ゴルフと違うのはシャフトの重さにも制限があるので、気を付けて下さいね。
グリップは木質、レザー、ゴムであれば大丈夫です。
シャフトとグリップにはメーカーのロゴを表記しなければならないという
特有のルールがあります。
改造してはいけない!
ゴルフだとクラブを自分にあるようにカスタムしますが、
パークゴルフで使用されるクラブを改造する事は認められてないという事です。
ただし、グリップが消耗して、公認のメーカーのものに交換するのであれば大丈夫です。
まとめ
パークゴルフは北海道生まれの誰でも簡単に出来るゴルフ風のスポーツです。
なんとなく、ゴルフとパターゴルフ良いとこどりのような気がしますね。
ゴルフをしてみたいけど、なかなか一歩が踏み出せないという方におすすめです。
北海道に家族旅行に行った時に家族で楽しむのもいいですね。
プロゴルファーでも楽しめるスポーツです!
パークゴルフで使用されるクラブはなんでも良いというわけではなく、
かなり細かく規定がある事に驚きましたよね。
ただし、公認メーカーのものを使用すれば問題ないので、安心して下さい。
また、パークゴルフには「日本パークゴルフ協会」というものがあり、
会員になる事が出来ます。
パークゴルフを極めて公式の試合にも出場し、優勝を目指すのも良いかもしれませんよ!