ゴルフは老若男女が楽しめるスポーツです。
最近は子供の習い事としても人気になっています。
ですが、
「もういい歳だしこれからゴルフ始めても遅いかな～」
なんて風に、ゴルフを始めるのを躊躇することもあると思います。
そもそも、ゴルフを始めるのに適した年齢ってあるのでしょうか？
ゴルフを始めるきっかけは様々だと思います。
健康のため、趣味やスポーツの一環として、
仕事や仲間との付き合い、プロゴルファーを目指すなど、様々ですよね。
「ゴルフはいつから始めるのが良いのか？」
を考えていきたいと思います。
ゴルフは何歳から始められる？
ゴルフはおっさんのスポーツのイメージが強かったですが、
宮里藍プロ、石川遼プロの登場で若い世代でも
ゴルフをする人が増えたように思います。
そのため、子供にゴルフを習わせたいという親も増えつつあります。
そもそも、ゴルフは何歳から始められるのでしょうか？
子供にゴルフをさせるには、親が教えても良いのですが、
それなりにゴルフの知識や技術がないと変な癖がついてしまいます。
最低でも片手シングルくらいでないと、子供に教えることが上達の妨げになりますし、
ゴルフの知識や技術があっても教え方が上手くないと難しいでしょう。。。
なので、やはりプロに教わるのが一番です。
一般的なゴルフスクールでは、4歳から通える所が多いです。
つまり、きちんとした形でゴルフを始められるのは、
4歳からということになりますね。
ゴルフを始めることが多い年齢
ゴルフを始めるのことが一番多い年代は40代です。
ちょっと意外かもしれませんね。
40代になると、仕事も軌道に乗りそれなりに収入も増えますし、
子育てもひと段落して、自分の趣味に費やす時間も取りやすくなります。
お金や時間がかかるスポーツであるゴルフを始めるには
適した年齢なのかもしませんね。
プロゴルファーになるには何歳からゴルフを始めればいい？
プロゴルファーを目指す場合、ゴルフを始める時期は早ければ早い方が良いでしょう！
近年はプロゴルファーになる年齢も以前に比べると随分若年化してきています。
特にツアーで活躍している若手のほとんどが、
10代のうちにプロテストを受けプロになっています。
幼少の頃にゴルフを始め、ジュニアの頃から試合にも出場し、
中学・高校はゴルフ部に所属、卒業と同時にプロ転向するパターンが多いですよね！
2018年頃から、女子ゴルフ界では、“黄金世代“と呼ばれている
1998～1999年生まれの選手がツアーでも大活躍しています。
この世代のプロゴルファーたちも、ジュニアの時代から活躍してきた選手がほとんどです。
小学生や中学生・高校生が、国内の大会で全国を転戦するのは当たり前で、
中には日本代表選手として世界各地を転戦している子供たちもいます。
(余計な心配だと言われてしまいそうですが、学校や勉強はどうしているのか気になりますね。)
そうしてプロを目指している子供たちも少なくはありません。
始める時期が早ければ早いほど、ゴルフの感性は磨けるとは思いますし、
ジュニアの頃からプロやインストラクターの指導を受け、
癖のない正しいスイングを身につければ、個人差はありますが、
ハイレベルのゴルファーになれる確率はかなり高いと思います。
現在のツアーで活躍しているプロゴルファーのゴルフ開始年齢の平均は
10歳前後と言われていますが、
最近では、３歳くらいから始める子供たちもいるみたいですね。
ですが、何歳からだとベストだとか何歳からだと手遅れだとかは、
経済的なことや家がゴルフ場に近いとかその人の環境や
本人のやる気・素質などもよりますから、一概には言えないと思います。
私は本人のやる気・素質が要因として一番大きいと思っています。
ただ、幼少期からゴルフを始めることに対する問題点も少なくはありません。
幼少期にゴルフを始める子供たちの共通点は、
最終的にはプロゴルファーだと思います。
その大半は自分の意志でゴルフを始めるのでは無く、
多くの場合「子供をプロゴルファーにさせたい」という親の希望からだと思います！
ですから、子供たちの中には、ゴルフに対する興味が続かなかったり、
成績が思うように伸びないと途中でやめてしまう場合も多いのではないかと思います。
環境や頻度にもよりますが、
ゴルフはお金のかかるスポーツであることには違いありません。
遠征費やラウンド・練習費用だけでなく、
幼少期は身長や体重の変化も大きい時期ですから、
クラブやシューズ・ウエアも頻繁に買い替えなければならないでしょう！
当然親の理解と経済的支援が必須になります！
小さな体で（重いクラブの）スイングを繰り返すことによって、
成長期の身体への負担も大きいでしょうし、学業などとの両立のことを考えると、
幼少期からプロゴルファーを目指してゴルフを始めるのには
それなりの覚悟と経済力が必要だと思われます。
プロを目指しているのだから当然の代償かもしれませんが。
これは、プロゴルファーだけでなく、
トップアマを目指す場合も同じようなことが言えると思います。
プロゴルファーがゴルフを始めた年齢
プロゴルファーになる人はやはり、ゴルフを始めるのが早いのでしょうか。
男子プロ、女子プロそれぞれ調べてみました。
男子プロ
男子プロは小学生～中学生の間にゴルフを始めた方がなんと8割以上です。
男子プロの中でも一番早くゴルフを始めたのが、
片山晋呉プロで2歳からということです。
世界で活躍を続けている、松山英樹プロは4歳からです。
やはり物心つく前の小さい頃からの英才教育を受けている方の方が、
プロの世界でも活躍出来るのかなという気がします。
女子プロ
女子プロも男子プロと同じような傾向があります。
小学生～中学生の間にゴルフを始めた方が9割以上です。
その中でも、10歳～12歳の間に始めた方が最も多いです。
女子プロの中で一番早くゴルフを始めているのが、
藤田光里プロで3歳からです。
シングルになるには何歳からゴルフを始めればいい？
「シングルプレイヤーになる」
ということに年齢はあまり関係ありません。
ゴルフ歴が長くても、なかなか上達しないゴルファーもいれば、
始めて1年でシングルになってしまうゴルファーもいます。
もちろん、年齢が若い方が体力はあるかもしれませんが、
ゴルフが上手くなるためには、本人の意識や努力の方が重要です。
なので、プロゴルファーを目指さないのであれば、
あまり深くゴルフを始める年齢は考えなくても良いと思います。
50歳を過ぎてからゴルフを始めた人で、
シングルプレーヤーになった人も何人かいます。
中にはクラブの代表選手として対外試合などで活躍されている人もいます。
私の所属するゴルフクラブには、65歳からゴルフを始めた人もいますよ。
一方で若いころからゴルフをやっているのに、
シングルどころか何年たっても100を切れないゴルファーが多いのが現実です。
アマチュアゴルファーにはゴルフが上達するかとゴルフを始める年齢は、
あまり関係ないと思います。
ゴルフは始める年齢に関係なく上達しますし、
競技ゴルフも年代別（シニアやグランドシニア）のカテゴリーがありますから
どんどんチャレンジできると思います。
たとえ始める年齢が遅くても、
取り組み方次第ではトップアマになるのも夢ではありません！
もちろん、ジュニアから真剣に始めた人の方が上達も早いとは思いますが。
社会人になってからゴルフを始める場合は、
仕事上の付き合いや仲間との付き合いが
きっかけになっている場合がほとんどでしょうから、
だいたい20代前半から30代後半が中心ですよね。
若い時の方が体力もありますし、集中的に練習すれば上達も見込めます！
「そのうちゴルフを始めよう！」
と考えている人は、
その開始時期は早ければ早い方が良いかもしれませんね。
そして、
「健康のためにゴルフを始めたい！」
「趣味やスポーツの一環としてゴルフを！」
と考えている場合は、「準備が整ったら始めよう！」くらいで良いと思います。
ゴルフを始める年齢は何歳でも全く問題ありません！
少しくらい体力に自信が無くても問題ありません。
最近では、体力や年齢に合わせたクラブ(軽量シャフト等)も各種揃っていますから、
始める時は自分に合ったスペックのクラブ選びから開始しましょう！
最近は、ほとんどのゴルフ場がカートで移動できますから、
体力的にも心配しなくて大丈夫でしょう。
でも、”健康のためにゴルフを”とお考えの方は無理のない範囲で
カートに乗らず、なるべくコースを歩くのも良いかもしれませんね！
高齢になってからゴルフを始めるのも良いですよね！
練習場で同じくらいの年齢の方が、
皆でワイワイ楽しそうに練習しているのを見かけます。
次のラウンドの計画で盛り上がっていたりするのを見かけると、
私も「将来ああいう風にゴルフが出来たら良いなあ！」と思うことがあります。
結局、ゴルフを始めるのは早い方が良い?
ゴルフを始めるのは、やはり早ければ早いほど良いのでしょうか？
プロゴルファーとして活躍している方々は、
幼少期にゴルフを始めている人が多いですが、もちろん例外もいます。
例えば、ジャンボ尾崎(尾崎将司)プロです。
ジャンボ尾崎プロは元々、野球をしていて、高校時代は甲子園で活躍し、
プロ野球選手になりました。
ですが、その後プロゴルフの世界に飛び込んでいます。
そのため、ゴルフを始めたのが21歳とプロゴルファーの中でもとても遅いです。
ですが、何度も賞金王に輝いたりと輝かしい成績を残し、
シニアツアーに出場出来る年齢になっても、
レギュラーツアーに出場し続けるゴルフ界のレジェンドとなっています。
(ちょっと時代が違いますが。)
そのため、早くゴルフを始めれば良いというものでもないように思います。
プロとして活躍出来るかどうかは、才能の方が重要です。
才能と一言で言っても色々ありますが、プロの選手として活躍するには、
- 身体能力
- 精神力
- 継続力
etc…
こういったものがなければ、
どれだけ早くゴルフを始めていたとしても結果は残せないでしょう。
しかし、逆に才能に満ち溢れているのであれば、
ゴルフを始めるのは早いにこしたことはありません。
プロゴルファーの多くが小、中学生の頃からゴルフを始めているので、
もしも子供が自分でプロゴルファーを目指したいと言ったならば、
まずはゴルフを始めてみるのが良いのではないでしょうか。
プロの世界で生き抜くには才能が必要ですが、
アマチュアゴルファーの憧れである
「シングルゴルファー」になるということについてはどうでしょうか？
結論から言うと、「シングルゴルファー」になると言うことについては、
ゴルフを始める年齢はあんまり関係ないと思います。
ゴルフは、努力次第でいくらでも上手くなります。
学生ゴルファーは、比較的自由に使える時間が多いので、
しっかりと練習して上手くなることが出来ますし、
社会人ゴルファーは日々仕事に追われて練習に割ける時間は少ないかもしれませんが、
レッスンに通う等して、練習の質を上げて効率よく上手くなることでシングルになれます。
サラリーマンになってゴルフを始めた人でもシングルになれた人はたくさんいます。
要は、上達出来るかどうかは本人の努力次第ですね。
高年齢で始めるゴルフ
ゴルフは選手生命が長いスポーツなので、高年齢からでも始めることが出来ます。
定年になって、時間に余裕が出来たからゴルフを始めてみようという方も多いです。
高年齢になってからゴルフを始めるとなると、
若い頃より身体が言うことを聞かなくなるので、ケガするのが怖くなります。
そのため、高年齢になってからゴルフを始める場合、
- 準備運動はしっかりする
- 練習量(打つボール数)は少なめにする
- 休憩しながら、ゆっくり練習する
等あまり無理をしないようにすることで、ケガを予防しましょう。
ゴルフを始めてみると、練習やラウンドに行くのが楽しみになって、
童心に帰ったような気持ちになると思います。
練習場に通っていると、同じような年代の方と自然に会話が生まれて、
仲良くなり、一緒にラウンドに行くようになるなんてこともありますよ。
まとめ
私は、ゴルフというスポーツは、「生涯スポーツ」だと思ってます。
始める年齢が早い、遅いは関係ありません！
ただし、ゴルフはコースを歩かなければラウンドできません。
コースによってはアップダウンがきついコースもあります。
歩くことが大前提にはなりますが、年齢や体力はあまり気にしなくて構いません！
何歳になっても上達しますし、競技ゴルフにだってチャレンジできます。
ただし、プロゴルファーを目指して、
プロゴルファー(トーナメントプロ)として活躍したいのであれば、
早い時期から始める必要があります。
そうでなければ、ゴルフを始めようと思いついた時や、やりたいと感じた時が、
あなたにとってゴルフを始める適正年齢、適正開始時期だと考えましょう！
ゴルフを始める年齢のことを気にするより、
ゴルフに対する取り組み方の方が大切なような気がします！
結局のところ、ゴルフを始めるのに遅すぎるということはありません。
「ゴルフをやってみたい」
「ゴルフを始めてみよう」
と思った時がベストタイミングですよ！
もし、ゴルフを始めようかなと思っているのならば、今から始めるのがベストです！
