ゴルフを始めた頃はあまり気にせず、何気なくティーアップしていましたが、
ティーの高さを適切な高さにして、いつも同じ高さに揃えることって
かなり大切なんですよね。
ティーの高さによって弾道も変わってきますし、
クラブによって適切な高さも変わりますからね。
先日もゴルフを始めたばかりの初心者ゴルファーから、
「ティーの高さはどのくらいにしたらいいの?」
って聞かれたんです。
そこで、ゴルフにおけるティーの高さの基本を教えてあげたんです。
ティーの高さでスコアが1打でも良くなるんだったら、
ティーの高さにも気をつけたいところですよね。
そこで、ティーアップの高さについて解説していきます!
そもそもティーって何?
ゴルフはティーイングエリアからスタートしますよね!?
そして、ティーイングエリアでは、ティーの上にボールを乗せる、
ティーアップが可能です。
何気なくティーという言葉を使っていますが、実はティーは正式な名前ではありません。
正しくはティーペグです。
ティーペグを略してティーです。
ティーペグは木で出来ているものが多いですが、プラスチック等で出来ているものもあります。
先が尖っている方を芝に刺して、台座にボールを乗せます。
最近は、飛びを重視して設計されている、抵抗を減らす工夫を凝らした、
変わった形のティーペグも増えてきていますね。
なぜティーアップするの?
ゴルフのルールでは、ティーショットはティーアップして打って良いことになっていますが、
ティーアップしなくてもルール上問題ありません。
実際、プロも状況次第ではティーアップしないでドライバーショットをしたりしますからね!
では、ティーアップすると何が良いのでしょうか?
ティーアップすると当たり前のことですが、地面より高い位置にボールが来ます。
そのため、ボールと地面との間にスペースが出来るので、
アッパーにボールを捉えることが出来るようになり、
打ち出しを高くすることが出来ます。
ドライバーのロフト角は9〜10度くらいが一般的です。
ロフト通りの打ち出し角だとやや低いため、
アッパーに打ちことで打ち出し角を増やすことで
結果として適切な高さの弾道になり、飛距離UPにも繋がります。
また、フェアウェイウッドやアイアンでもティーショットではティーアップしますが、
充分にロフト角があるクラブならティーアップの必要はなさそうな気もしますよね!?
フェアウェイウッドやアイアンではドライバーほど高くティーアップはしませんが、
ティーアップしてボールと地面の間にややスペースを作ることで安心感が生まれて
ダフったりしにくくなります。
また、芝の上に直にボールを置くとライ次第ではインパクトの時に芝が噛んでしまって
スピン量が適正にならず、思った通りの飛距離が出ない可能性も出てきます。
ティーショットはなるべくティーアップして打った方がショットが安定しやすくなりますね。
基本的なティーの高さ
ティーの高さは使うクラブによっても変わってきます。
打ちたいショットによっても高さは変わってきますが、
クラブ毎の基本的なティーの高さをお伝えします。
ドライバー
ゴルフのレッスン本等では、ドライバーをソールした状態で、
クラブヘッドの頂部から1/2程度ボールが出るくらいが適正の高さ
と言われていることが多いです。
ドライバーはややアッパーブローで打った方が飛ぶように作られているので
アッパーブローで打ちやすいよう、やや高めにティーアップした方が
ドライバーの性能を活かしやすいですからね。
目安としては40〜45mm程度の高さですね。
そのため、ティーペグの中でも長いロングティーを使用します。
長さの短いショートティーだと充分な高さになりませんからね。
また、ドライバーショットでのティーアップの高さは、プロのツアー競技等を見ていると、
- クラブヘッドの1/2よりも低い選手
- クラブヘッドよりもっと高い選手
とゴルファーによって様々なんです。
ゴルファーによって
- 飛距離重視
- 方向性重視
とタイプが違うこともありますし、
- 高い方が打ちやすい
- 低い方が打ちやすい
と個人差もあるので、ティーアップの高さも変わってきます。
ゴルフは基本的にいつも同じように打てることが重要なスポーツです。
そのためには、いつも同じ出玉に出来るようにとすることが必要です。
出玉を揃えるためには決まったティーの高さにすることがおすすめです。
色んな高さのティーアップをして、自分のゴルフに合う高さを見つけましょう。
フェアウェイウッドやユーティリティー
フェアウェイウッドやユーティリティをティーショットで使う場合、
ティーアップ無しでも充分に打てますが、
ティーアップをした方が安心感がありますよね!?
地面にあるボールだど正確にヒットしないと飛ばないイメージがあると思います。
ですが、多少ボールが浮いていた方がインパクトが良い意味で
アバウトでも良さそうなイメージになり、
結果としてプレッシャーが少なくなるのでナイスショット繋がります!
フェアウェイウッドやユーティリティーの場合、ティーアップの高さは
ほとんど地面スレスレか、それよりやや高いくらいの高さになります。
目安でいうと、5〜10mm程度ですね。
フェアウェイウッドやユーティリティーはドライバーほどフェースの高さの厚みがないので
ティーが高すぎるとボールの下をくぐってしまったりしますからね。
そのため、高くティーアップする必要がないので長さの短い、ショートティーを使用します。
ロングティーをしっかり埋めても同じティーの高さにはなりますが、
打った時に抵抗が大きくなるのであまりおすすめはしません。
アイアン
ロングアイアンでティーショットする時や、ショートホールのティーショットで
アイアンを使う場合もフェアウェイウッドやユーティリティと同様に
ティーの高さは低くします。
ロングアイアンであれば地面からやや高いくらいの5mm程度でも良いですが、
ショートアイアン等短い番手であれば地面スレスレくらいの高さでOKです。
ティーアップに違和感があるのであれば、ティーアップせず打ってもOKですよ。
アイアンはフェースの高さはあるものの、ティーアップを高くしてしまうと、
ロフトが寝て当たりやすくなり、思ったより距離が出ない場合もあります。
そのため、ティーは高くしないのが基本です。
ティーペグに関するルールはある?
ゴルフのルールは事細かに定められていますが、
ティーペグについてのルールもいくつかあります。
ティーの高さについては。ティーアップ無しや低くする分には問題はありませんが、
高さの上限が定められていて4インチ(101.6mm)以内となっています。
ティーを高くした方がドライバーの性能を活かしやすくはなりますが、
高過ぎても逆に打ちにくくなるので、ティーの高さの上限があっても
そこまで影響は無さそうですね。
また、ティーに方向性を取りやすくするようなラインや目印が入っているものは
ルール上NGです。
ゴルフにおいてアドレスの取り方はゴルファーの技術が重要なので、
変にプレーのアシストになってしまうティーペグはNGということですね。
また、ティーペグによって変にボールに回転がかかったりするような
ボールの動きに影響を与えないこともルールで定められていますね。
飛距離が伸びると言われているティーペグはボールの動きに影響は与えないものの、
振り抜きが良くなったりするだけなのでルール上問題ないということですね!
冬のゴルフでのティーアップについて
真冬のゴルフってめちゃくちゃ寒いですよね!?
私は真冬のゴルフは苦手です。。。
寒い日だと、日が出て間もない朝一のティーショットでは地面が凍ってしまって
なかなかティーが刺さらないことがあります。
通常、ティーペグは片方が尖っていて、尖っている方を地面に刺して使います。
ですが、いくら先が尖っていても、地面が凍ってしまっていると、
全然刺さらないんです。。。
ゴルフ場によってはティーを刺すための穴をあける道具が
ティーイングエリアにおいてあったりもしますね。
でも、その道具を使っても上手く穴があかなかったりするから大変なんです。
そんな時におすすめなのが、地面に置くタイプのティーペグです。
地面に接地する側が平らになっていて地面に置けるようになっているため、
ティーペグを置いてその上にボールを置けば良いので
とても簡単にティーアップ出来るんです。
それに、置くタイプのティーペグだと、ティーアップの高さが常に一定になるのも良いですね!
難点としては、
- ややお値段が高めなこと
- 打った後、飛んでいってしまいやすい
ということですね。。。
とはいえ、冬のゴルフのティーアップのストレスが無くなるので
試してみる価値はありますよ!
ティーの高さによる球筋の違い
ティーの高さによって球筋も変わってきます。
打ちたい弾道やシチュエーションによって、ティーの高さを変えるのもありですね!
低めのティーアップ
低めにティーアップするとフェースの下目に当たりやすくなり、
打ち出しが低くなるため、低めの弾道になりやすくなります。
また、ティーの高さが低いと、ボールと地面とのスペースが少なくなるので、
なかなかアッパー軌道でインパクトするのが難しくなります。
逆にダウンブロー気味にインパクトしやすくなるので、
どちらかというとスライス系のボールが出やすくなりますね。
また、ボールにサイドスピンが入りづらくなるので、
結果としてボールの曲がり幅も小さくなります。
そのため、アゲインストや狭いホールのティーショット等、
飛距離よりも方向性を重視したい場合に適していますね。
私はティーを低くしすぎると打ち込むような感じが強くなってしまい
上手く打てないので低いティーアップが苦手なんですが、
よく一緒にゴルフをするシングルプレーヤーの方は、
狭いホールやOBが嫌な時に低めのティーアップをして
方向性を重視したショットをしていますね。
高いティーアップ
高いティーアップをする場合は、
- 高い弾道を打ちたい
- フォローの風に乗せて飛距離を稼ぎたい
という場合が多いですね。
ティーを高くすることで打ち出し角を高くすることが出来ますし、
ボールと地面との間にスペースが出来るのでアッパー軌道でインパクトしやすくなります。
そのため、高弾道、低スピンの飛ぶボールが打ちやすくなります。
ボールの捕まりも良くなるので、少し捕まえたいなんて時にも有効ですね。
OBが無い広いホールでのティーショットやいつもよりちょっと飛べば2オンが狙えるホール等、
方向性より飛距離を重視したい時には高いティーアップがおすすめです!
練習場のゴムティーに要注意!
練習場ではゴムティーを使っているところがほとんどです。
練習場によっては自動でボールが出てきてセットしてくれる
オートセッターのところもあり、その場合は、ティーの高さを細かく設定出来ます。
ですが、ゴムティーを入れ替える形式の場合、選べる高さが3段階程度しかありません。。。
そのため、あなたが望む高さのティーで打てないこともあります。
高過ぎたり、低過ぎたりするティーだとなかなか良い当たりも出ませんし、
無理に打とうとしてスイングがおかしくなってしまうこともあります。
たかがティーの高さと思わず、練習の時からティーの高さに気をつけておいて
合わないティーの高さでしか練習出来ないのであれば、
思い切ってドライバーは打たないということも必要ですね!
参考:私のティーアップの高さ
基本的には、ドライバーをソールした状態で、ボールが1/2出るくらいの高さで
ティーアップしています。
ここ一番飛ばしたいなんて時には普段よりもう少し高くしますね。
クラブフェースの上側でボールをとらえると、スピン量が減って少し距離が伸びるので、
ティーを高くした方がクラブフェースの上側で捉えやすくなりますからね。
ただ、この状態で力んでしまうとクラブが下に入ってしまって
テンプラになってしまったり酷いチーピンになってしまいます。。。
飛ばしてやろうと思うと結構やらかすことが多いので、
スコアの関係無いエンジョイゴルフの時にしかやらないですね笑
少し高めにティーアップをすることもあるので、普段利用するティーは、
82mmのロングティーです。
まとめ
ティーの高さは弾道に大きく影響を与えるので、自分の高さを見つけるのは大切なことです。
また、クラブによっても適切な高さが変わってきます。
ティーの高さを気にするのはドライバーがメインなので、
ドライバーショットの時のあなたにとっての適切なティーの高さが決まってくると、
あなたの好きなティーペグも見つかってきますね。
ティーの高さが決まったら、次はプロのようにかっこいいティーの刺し方を覚えると、
周りから上手そうに見られるはずですよ。
「たかがティーの高さ」
なんて思わず、色んなティーの高さを試して適切な高さを見つけてみて下さいね!