グリーン手前まで来たけどボールとグリーンの間にはアゴの高いバンカー。
寄せて1パットならパーだけど、
バンカーに入ったらダブルボギー以上もあるから
バンカーだけは絶対に避けないと!
なんて場面ってよくありますよね!?
アプローチの基本は転がしですが、
ボールとカップの間に障害物があったら転がすことは出来ません。
そんな時に有効なのがピッチショットです!
ボールをフワッと上げてピン側に落として止めるアプローチがピッチショットですが、
上手く打てたらプロみたいでかっこいいですよね。
でも、ピッチショットってなんだか難しそうなイメージもありますよね!?
そこで、ピッチショットの打ち方やコツを紹介します!
ピッチショットとは?
ピッチショットというのはボールを高く上げて
あまりランを出さないようにするショットです。
そのため、ボールとカップの間にバンカーや池といったハザードがあって
飛び越えていきたい場面やグリーンエッジからカップまでの距離が短くて
あまりランを出したくない場面で有効なアプローチです。
グリーン上でボールを止めるためには
- 高さ
- スピン
という2つの要素が重要になります。
ピッチショットはスピンも効きますが、
どちらかというと高さで止めるショットになります。
高くボールを打ち上げることで、
ボールの重さでグリーン上にボールを止めるのが
ピッチショットです。
ピッチショットが有効な場面は?
アプローチをする時、まず最初に考えることはランニングアプローチです。
転がしていった方がミスの確率も少ないですし、
チップインする可能性も高くなりますからね。
ただ、ゴルフ場は考えられて設計されているので
グリーンの手前に池やバンカーといった
ハザードが設置されていることも多いです。
転がしてしまうとハザードに入ってしまうような場面で有効なのが
ピッチショットです。
ピッチショットはボールを高く上げていくので
ハザードを飛び越えていくことが出来ますからね。
また、グリーン周りの花道でも砲台グリーンになっていたりすると
ランニングアプローチではなかなか距離感を合わせるのが難しいので
ピッチショットでダイレクトにピンの根元を狙っていくのも良いですね。
それに、グリーン上の傾斜や目が複雑でなかなか正確に読めないから
飛び越えていきたい場面でもピッチショットが有効ですね。
ピッチショットは障害物等によってランニングアプローチでは寄せにくい場面で
使用するのがベストですね!
また、ピッチショットはボールが着弾してからランが少ないショットですが、
ランが全く出ないというものでもありません。
よりランを出したくない場合は難易度は上がりますが、
ロブショットを打った方が良いですね。
ピッチショットで使うクラブは?
ピッチショットはボールを高く打ち出す必要があります。
そのため、なるべくロフト角が大きいクラブをチョイスした方が打ちやすいです。
なので、サンドウェッジやロブウェッジといったクラブがベストです!
ピッチングウェッジや9Iでもピッチショットは打てないことはないですが、
ピッチングウェッジや9Iだとフェースを開いて、
よりロフト角を寝かせてボールをヒットして打つことになるので
ちょっと難易度が上がります。
最初からサンドウェッジやロブウェッジといった、
ロフト角が大きいクラブであればフェースを開かなくても
自然に高いボールになるので簡単です。
ピッチショットの打ち方
ピッチショットの打ち方を解説していきます。
アドレスのポイント
ボールの位置
ボールの位置は真ん中にセットします。
ボールを上げたいからといって左寄り(右打ちの場合)にすると、
ボールを上手くヒット出来ず、ダフリやトップといったミスをしやすくなります。
スタンス
ピッチショットを打つ時はややオープンスタンスに構えます。
また、オープンスタンスにする分、フェースをやや開いて構えます。
そうすることでスタンスの向きとフェースの向きで相殺されて
真っすぐに打ち出すことが出来ます。
重心配分
重心の配分は左右均等に5:5にします。
重心が左右どちらかに偏ってしまうと上手く体重移動が出来ませんからね。
打ち方のポイント
気持ち大きめの振り幅
ピッチショットはボールを上げるショットなので、
ランニングと比べると同じ距離を打つにしても振り幅は大きめになります。
大きめの振り幅で打ってもボールは高く上がる分距離が落ちるので、
思い切って振り抜くのが大事ですよ!
打ち込み過ぎない
ピッチショットはボールを高く上げるショットだからと言って
ダウンブローに打ち込む意識はあまりなくて良いです。
むしろ少しダフリ気味に打ってもバンスが滑ってくれるので
普通にボールにヒットすることが出来るので、
クラブの入射角はやや鈍角で大丈夫です。
ピッチショットの距離感の出し方
ピッチショットでの距離の打ち分けはどうやって行うのが良いのでしょうか?
- 振り幅
- スイングスピード
の2つの調整方法がありますが、基本的にはスイングスピードを一定にして
振り幅で距離をコントロールするのが良いでしょう。
というのも、スイングスピードを変えて距離を合わせようとすると
パンチが入って思った以上に飛んでしまったり、
逆にインパクトで緩んで飛ばなかったり、
ダフったりしてしまいやすいからです。
アプローチに限らず、ショットは加速してインパクトをしていく方がミスをしにくいです。
なので、振り幅で距離を合わせていきましょう。
例えば、肩から肩ならば50Yを基準にして
それより小さい振り幅なら40Y
それより大きな振り幅なら60Y
という感じですね。
これはあくまでも目安なので、練習の中であなたの基準を見つけていきましょう!
ピッチショットの注意点
ピッチショットはボールを高く上げる打ち方ですが、
無理に上げようとするとミスをしやすくなるので注意が必要です。
やりがちなのがすくい打ちをして無理に上げようとすることです。
ピッチショットは最初からロフト角の大きなクラブを使っていれば
自然に高く打ち出すことが出来ます。
それなのに更に高く打とうとしてすくい打ちをしてしまうと
ダフリやトップといったミスをしやすくなります。。。
それに、距離感も合わせにくくなるので、ピンに寄る可能性も下がってしまいます。
ピッチショットではすくい打ちは厳禁ですよ!
まとめ
ピッチショットはボールを高く上げて打つので
その分、振り幅もやや大きくなりますし、
距離感を出すのに慣れが必要なので、
ランニングアプローチと比べると少し難易度は上がりますが、
ゴルフを続けていると必要な場面は絶対に出てきます。
そのため、打てるようになっておいて損はありません!
ボールを上げるショットだからと言って
無理に上げようとする意識を持つのはミスのもとです。
ロフト角が大きなクラブを使用すれば、
自然にボールは上がるので普通に打てばOKです!
あなたもピッチショットをマスターして寄せにくいシチュエーションからも
ばっちり寄せちゃいましょう。
そうすれば、きっとスコアも良くなっていくはずですよ!