ロングアイアンは難しい!打ち方・飛距離を出すために必要なことは?

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打ちこなすのが難しくて、パワーがないとなかなか飛距離も出しにくいロングアイアン。

 

最近ではキャディバッグの中にロングアイアンが入っている人を見ることも少なくなりましたね。

 

そもそも、アイアン自体、ストロングロフト化が進んでいるので、

5番アイアンでも昔の4番アイアンのロフトだったりしてロングアイアンの定義自体、

あやふやになってきています。

 

実際、アイアンセットも6番以下しかないの物も増えてきていますね。

 

でも、3番アイアンや4番アイアンがキャディーバッグに入っていると

とにかくかっこよく見えるんですよね!

 

実は、私のキャディバッグにも4番アイアンが入っています。

 

パッとみた感じでかっこいいのはもちろんですが、

4番アイアンを入れているのは単にかっこつけるためだけではないんですけどね。

 

4番アイアンは意外に使う場面があるんですよ。

 

ロングアイアンが苦手なそこのあなた!

 

まずは一回ロングアイアンを使ってみませんか?

 

一回使った上で、

  • ロングアイアンを入れるか
  • ユーティリティかフェアウェイウッドを入れるか

を決めませんか?

 

ロングアイアンは何番アイアンから?

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その昔、アイアンは1番からありました。

 

今では1番アイアンや2番アイアンは過去の遺物と化していますね。。。

 

そして、3番アイアンや4番アイアンを使うゴルファーもかなり減っていますし、

5番アイアンすら使わないゴルファーもいます。

 

昔の基準で言えば

  • 1〜3番アイアンがロングアイアン
  • 4〜6番アイアンがミドルアイアン
  • 7〜9番アイアンがショートアイアン

でした。

 

ですが、アイアンのロフト角は年々ストロングロフト化していますし、

1番アイアン、2番アイアンはそもそもアイアンセットとしてほぼ作られていません。

 

そのため、各アイアン1〜2番手分くらいロフトが立っています。

 

モデルによっては5番アイアン以下しか作っていないようなものもあります。

 

なので、今は、

  • 3番、4番、5番アイアンがロングアイアン
  • 6番、7番アイアンがミドルアイアン
  • 8番、9番がショートアイアン

となっています。

 

人によってアイアンの区分は微妙に変わってきますが、

5番アイアン以上のアイアンロングアイアンと考えても

大きく認識がずれることは無いでしょう。

 

ロングアイアンは難しい

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ドライバーにしても、アイアンにしても、最近はどんどん簡単なクラブが増えています。

 

プロゴルファーがアベレージ向けのクラブを使うなんてことも少なくないですから、

上手い人も初心者も簡単なクラブを使うようになっています。

 

では、簡単なクラブとはどんなクラブでしょうか?

 

  • ミスがミスになりにくい
  • 芯を外しても距離が落ちにくい
  • ボールが上がりやすい
  • ヘッドが大きく安心感がある
  • ロフト角が大きめ

というのが簡単なクラブの条件ではないでしょうか?

 

この簡単なクラブの条件の正反対に当たるものがロングアイアンです。

 

  • ミスがはっきりミスになる
  • 芯を外したら距離がガクッと落ちる
  • ボールが上がりにくい
  • ヘッドが小ぶり
  • ロフト角が立っている

がロングアイアンの特徴です。

 

つまり、ロングアイアンはとても難しいクラブなんです。。。

 

ロングアイアンはロフトが立っていてボールが上がりづらく、

ある程度のヘッドスピードが無いと、全然ボールが上がらず、思うように飛距離が出ません。

 

また、ロフトが立っていることでフェースが開きやすくなって、

結果、飛距離の出ない低い右へスライスするボールなんていうのが出てしまいがちです。。。

 

ユーティリティやフェアウェイウッドは重心距離が長いので、

ロングアイアンに比べると球が上がりやすく、

飛距離も出やすくなるので、ロングアイアンの代わりに

ウッド系のクラブを増やしている人が多くなっていますね。

 

ロングアイアンを打ちこなすにはパワーと技術が必要です。

 

プロでも使うプレイヤーが少数派なロングアイアンですが、

打ちこなせたら強い武器にもなります。

 

ロングアイアンのメリット・デメリット

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ロングアイアンは難しいクラブなので、デメリットだらけのように感じます。。。

 

ですが、一見デメリットに見えることも、メリットになったりもします!

 

そこで、ロングアイアンのメリットとデメリットを紹介します。

 

メリット

低く打ち出しやすい

ロングアイアンはロフトが立っているので、必然的に打ち出し角が低くなるので

低い球が打ちやすいです。

 

ユーティリティーやフェアウェイウッドが同じロフト角であったとしても

アイアンよりも重心が深く、低く設計されているためボールが上がりやすいです。

 

ユーティリティやフェアウェイウッドでも低い球は打てますが、

それなりに技術が必要になります。

 

なので、低い球を打つことだけで言えばロングアイアンの方が簡単です!

 

ロングアイアンは狭いホールのティーショットや林から脱出する時等、

低い球が有効な場面で重宝します。

 

高い球が打ちやすい = 簡単

という考えで簡単なクラブが増えていますが、ゴルフは様々なシチュエーションがあり、

低い球が必要な場面もあります。

 

そのため、一般的に難しいとされているロングアイアンですが、

シチュエーションによってはロングアイアンの方が良いこともありますよ!

 

ボールコントロールがしやすい

ロングアイアンと同じ距離はユーティリティやフェアウェイウッドでも打つことが出来ます。

 

ユーティリティやフェアウェイウッドはフェースの反発が強いので

簡単に飛ぶように設計されています。

 

ユーティリティやフェアウェイウッドは芯も広くミスに強いので、

芯を外しても大きく曲がったりもしにくいです。

 

ですが、ロングアイアンはアイアンなので、ボールのコントロールがしやすいです。

 

フェースの反発がユーティリティやフェアウェイウッドほど強くないので

球離れが早過ぎたりしないのでボールを押していけますし、

ボールを曲げたり、高い球低い球をコントロールしやすいです。

 

また、芯を外せばしっかり飛距離も落ちるので、

意図的に打点をずらして飛距離を調整することも出来ます。

 

ただ、ロングアイアンで高い球を打つにはそれなりのヘッドスピードが必要ですし、

球のつかまりが良いクラブでは無いのでフック系のボールは打ちにくいです。

 

そのため、ロングアイアンのコントロール性で恩恵を受けれるのは

パワーと技術のあるゴルファーに限られますね。

 

デメリット

ボールが上がらない

低く打ち出しやすいというメリットが逆にデメリットにもなります。

 

ゴルフは狙ったところにボールを止めることが重要なスポーツです。

 

キャリーの計算が付いてもランでどのくらい転がるかはコースのコンディションで

かなり変わってきますからね。

 

ロングアイアンはヘッドスピードがあまり速くなく、充分にボールを上げられないと

なかなかグリーンで止まるボールにはなりません。

 

そのため、グリーンの手前に池やバンカー等のハザードがあったら

グリーンを狙うショットがかなり難しくなります。

 

ロングアイアンでも高さをコントロール出来るのであれば良いですが、

ロングアイアンで低い球しか打てないようであればスコアメイクの観点では

使うのは難しいですね。

 

ミスに弱い

ロングアイアンの芯はかなり狭いです。

 

そのため、ちょっと芯を外してしまうと飛距離は落ちやすいです。

 

ロングアイアンを使う場面は長い距離を狙うシビアな場面が多いので

距離が落ちて全然届かないなんてことになるとハザードに捕まったりしてしまうので

スコアが悪くなりやすいです。。。

 

ゴルフはミスのスポーツなので、なるべくミスの幅を狭めたい所ですよね。

 

ロングアイアンでよくあるミス

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ロングアイアンは難しいクラブなので、ミスをしがちです。

 

ロングアイアンでよくあるミスのパターンを紹介します。

 

飛ばない

ロングアイアンはある程度のヘッドスピードが無いとボールが上がらず、

キャリーが出ないので思ったほど飛びません。

 

それに、ちょっと芯を外してしまっただけで飛距離がかなり落ちます。

 

そのため、ロングアイアンでしっかりと飛距離を出すには

  • 43m/s以上のヘッドスピード
  • 安定して高いミート率を出せる技術

の両方が必要です。

そもそも、この2つが無い方はロングアイアンで安定して飛距離を出すことが

かなり難しいので無理にロングアイアンを使わずにユーティリティやフェアウェイウッドを

使った方が確実ですね。

 

ダフってしまう

ロングアイアンでやりがちなミスがダフリです。

 

ロングアイアンは長めの距離を打つクラブですし、しっかり振っていかないと

ボールも上がらず距離も出ないので力を入れて速く振っていきたくなります。

 

ですが、それが落とし穴です。

 

速く振ろうと思ってつい力んでしまって無駄な所に力が入ることで

ダフリが出てしまいます。。。

 

そのため、

「飛ばそうという意識を持たずに軽く振り抜いていく」

くらいの感覚の方が良いですね。

 

ボールを上げようとしてしまう

ロングアイアンはボールが上がりにくいからといって、

ボールを上げようと思って、無理に過度なダウンブローで打とうと思うのも

逆効果でミスの原因になります。。。

 

ロングアイアンはボールが上がりにくいですが、

「低い球でもOK!」

という意識で普通に打てばOKです!

 

ボールを上げようとする意識は不要です。

 

無理に上げようとするのはミスに繋がるので、変に意識せず普通に打つのがベストですね。

 

スライスしてしまう

ロングアイアンはロフトも立っていますし、構造上つかまりが良くないクラブです。

 

そのため、そもそもスライスしやすいです。

 

特にボールをちゃんと捕まえるスイングが出来ていないと、

スライスしか出ないクラブになってしまいます。。。

 

また、ロングアイアンはクラブの構造上、スライスしやすくなっていますが、

ロフトも立っていてシャフトも長いため、どうしても飛ばそうと力が入って

手打ちになり、それがスライスに繋がってしまうこともあります。。。

 

そのため、無駄な力を抜いてリラックスして振り抜いていくことも重要ですね。

 

ロングアイアンは無理に使う必要は無い

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男子プロであれば3番アイアン、4番アイアンといった

ロングアイアンがバッグインしていることがありますが、

女子プロは5番アイアンがバッグに入っていることはあっても、

4番アイアン以上のロングアイアンはほぼ入っていません。

 

むしろ5番アイアンすら入っていない選手も多いですね。

 

また、一般に販売されているアイアンセットも昔は3I〜PWが一般的でしたが、

今は5I〜PWのセットが一般的で、3Iや4Iは単品で買う形式が一般的になってきています。

 

今やロングアイアンは絶滅危惧種ですね。。。

 

ロングアイアンを打ちこなすにはそれなりにヘッドスピードが必要なので、

使える人がかなり限られますね。

 

プロの場合、ロングアイアンを打つことは出来ても、

ロングアイアンではツアー仕様の高速グリーンにボールを止めることは出来ないので

使わないというケースが多いです。

 

ロングアイアンは低弾道になりやすいので、風の強い日や河川敷のゴルフ場では

強い武器になりますが、普通にゴルフをする分には

ユーティリティやフェアウェイウッドの方がボールが上がりやすく使いやすいです。

 

それにロングアイアンはちょっと芯を外しただけでガクッと飛距離も落ちるので

ミスに弱いです。。。

 

ロングアイアンがキャディバッグに入っているとかっこいいですが、

無理に使う必要はなく、ロングアイアンの距離はユーティリティやフェアウェイウッドを

使った方がスコアを作りやすいです!

 

長年ゴルフをやっていてロングアイアンが手放せないなんて方は

そのままロングアイアンを使った方が良いですが、

初心者や100切りを目指す方、女性や高齢者等、パワーに自信が無い方は

ユーティリティやフェアウェイウッドを使った方が間違いなく簡単にゴルフが楽しめますよ。

 

そのため、ロングアイアンを打ちこなせる方やロングアイアンが好きな方以外は

無理にロングアイアンを使う必要はなく、ユーティリティやフェアウェイウッドを

使いましょう!

 

私も4番アイアンまでは入っていますが、3番アイアンの代わりにユーティリティを入れています。

 

やっぱり3番アイアンより簡単に打てるので楽ですね!

 

ロングアイアンの打ち方

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ロングアイアンの打ち方はある程度のヘッドスピードの他にも、

ダウンブローに打てることが必要になってくきます。

 

程よいダウンブローでボールコンタクト出来るとスピン量が増えるので、

ボールが上がるようになって飛距離が出るようになります。

 

ただ、ダウンブローがきつすぎるとロフトが立ち過ぎて当たるので、

逆にボールが上がらなくなってしまいます。。。

 

適正な入射角でボールに当たることが重要です。

 

また、ダウンブローに打つことでフェースも開きづらくなるので、スライスもしにくくなります。

 

だけど、こんな打ち方が出来たら100切りで悩むことも無いです!

 

なので、やはり技術的にも上手な人じゃないとロングアイアンを打ちこなすのは難しいです。

 

でも、どうしてもロングアイアンを使いたいというのであれば、

距離の短い、狭いミドルホールのティショット等、ティーアップして使用するをおすすめします。

 

地面の上のボールを打ってボールを上げるのは難しいですが、

ティーアップしていれば、ボールを上げやすくなりますからね。

 

 

 

飛距離だけではないロングアイアンの使い方

 

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私が4番アイアンを入れているのは、単に4番アイアンの距離を打ったり、

狭くて短いホールのティーショット用というだけでなく、

林の中に打ち込んでしまった時や前の木の枝が邪魔で低い球を打ちたい時に

使うためでもあります。

 

ティーショットでよく曲げてしまって林の中からセカンドショットという

シチュエーションはよくありますから笑

 

林から脱出するような低い球が必要な場面では、

フルショットでは無くハーフショットくらいでフォローを取らずに、

100Y位までの飛距離を打つ感じです。

 

トラブルの時に結構使えるし、上手く決まると、

同伴者にも「お、上手いじゃん!」なんていわれて、ドヤ顔になることもあるんですよ笑

 

まとめ

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それなりのヘッドスピードがあって安定して芯で打つことが出来ないと

しっかりと飛距離を出すことが難しいロングアイアン。

 

しっかりと芯でヒットさせられる確率が悪く思うような飛距離を出せないのなら、

ユーティリティやフェアウェイウッドを利用する方が懸命な判断です。

 

でも、キャディーバッグに入れられるクラブに余裕があるなら、

ロングアイアンを1本入れてみるのも良いですね。

 

トラブルの時に1打助かるかもしれないですから!

 

キャディーバッグに何気なく入ったロングアイアンは何も言わなければ、

かっこよく見えること間違いなしです!

 

最初からロングアイアンを敬遠せず、まずは一度使ってみるのも良いですよ!

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