ゴルフは一昔前まで「おじさんのスポーツ」という印象が強かったのですが、
プロゴルファーの宮里藍さんや石川遼さんの登場で
ゴルフをする学生や若者も徐々に増えつつあります。
でも、
「ゴルフを始めたいけど、何から始めたらいいの？」
「ゴルフってお金がかかるんでしょ！」
「何だか格式が高い気がして始めづらい！」
と言う方も多いのではないでしょうか？
そんなあなたのために、実際にゴルフを始めてみて
リアルに感じたことをまとめてみました！
ゴルフの始め方を間違えてしまうと、
「全然ゴルフなんて楽しくないじゃん、辞めちゃおうかな？」
なんて思うようになってしまいます。
ゴルフは本来、とても楽しいものです。
それに一生続けられるスポーツなので、
せっかくやるからには楽しくゴルフをして頂きたいです。
ゴルフの楽しみ方は千差万別です。
・とことんスコアを追求する
・仲間とワイワイ楽しむ
・ファッションに拘る
ゴルフは老若男女が一緒に楽しむことが出来ますし、
それぞれのレベルに合わせて楽しむことが出来るので、
初心者と上級者が一緒に楽しむことだって可能です。
ですが、初心者だからといって最低限のマナーやスキルが無いといけません。
楽しくゴルフをするためにも、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
ゴルフってどんなスポーツ？
ゴルフはクラブでボールを打ってグリーンにあるカップに、
より少ない打数で入れることを目指すスポーツです。
ゴルフコースは18ホールあります。
前半、後半がそれぞれ9ホールずつあり、
1～9番ホールがアウトコース
10番～18番がインコース
と呼ばれます。
ゴルフ場によっては9ホールのコースが3つ、4つあって、
それらを組み合わせて18ホールのコースとして使う所もあります。
ホールはそれぞれ基準打数(パー)があります。
- 100ヤード～250ヤードくらいのショートホール(パー3)
- 250ヤード～450ヤードくらいのミドルホール(パー4)
- 450ヤード～600ヤードくらいのロングホール(パー5)
※ゴルフの距離の単位はメートルでなく、ヤードです。
で18ホールが構成されていることが一般的です。
ホールには
- レディースティー(女性用)
- レギュラーティー(一般用)
- バックティー(上級者用)
- チャンピオンティー(プロ用)
というようなティーグランド(スタートの場所)があります。
ティーグラウンドを変えることで、距離を伸ばしたり、縮めたりすることで、
難易度を変えて、様々なレベルに合わせて楽しむことが出来ます。
また、ゴルフコースは日本各地にあり、その数はなんと2000箇所以上あります。
ゴルフ場は思っている以上に広大です。
あなたも、初めてゴルフ場に行ったら、きっとコースのスケールの大きさに驚くと思います。
ゴルフコースは18ホールで7000ヤード前後あるので、
1回ラウンドで、7キロ近く歩くことになります。
だから、結構良い運動になりますよ。
それに、朝から夕方くらいまでを大自然の中で過ごす1日というのは
とても贅沢で大人な時間の使い方だと思います。
ゴルフをするメリット・デメリット
メリット
ストレスの発散
ゴルフの醍醐味はちゃんと当たった時、とっても気持ち良いことです。
きちんと当たらないと、手が痛くなりますが、芯に当たった時、
何とも言えない気持ち良さがあります。
それに何より、ゴルフはスポーツの中でボールを一番遠くに飛ばすことが出来ます。
野球のホームランは約100メートルの飛距離ですが、
ゴルフでは女性でも200メートル以上飛ばす人もいますし、
プロゴルファーであれば、300メートル以上飛ばす人もいます。
大自然の中、気持ち良くボールを飛ばせたら、ストレスも吹っ飛びます。
精神的に鍛えられる
ゴルフは個人競技なので、ミスは全て自己責任です。
例えば、グリーンに載せた後のパッドをうまく決められるかでスコアがまとまってくるため、
ここぞというときに強気で勝負をしなければならない場面にも出くわします。
この場面で
「外したらどうしよう・・・」
とネガティブな考えを持つ方も多いと思います。
その成否はともかく、何度かその状況を経験することによって、
壁を乗り超えて精神的に強くなれるのでおすすめです！
共通の趣味として楽しむことが出来る
ゴルフは性別、年齢、腕前を問わず、
みんなで楽しむことが出来るスポーツです。
同じスポーツを普段、あまり関わりがない人と一緒に楽しめるので、
ゴルフを通して交流が生まれたり、新たな人間関係が生まれたりもします。
気の合う仲間と楽しむゴルフも良いですが、
一人でふらっとゴルフ場に行って
知らない人と一緒にゴルフをするのも面白いですよ。
運動不足の解消
ゴルフはボールをスイングして当てるだけの簡単な動作しかないし、
大した運動にならないだろうと思われる方も多いと思います。
でも、実は違うんです！
ゴルフはただボールを打つだけでなく、
コースに出たらかなりの距離を歩くことになります。
また、
「練習で上手く打てるから本番も大丈夫！」
なんてことはなく、練習場(打ちっぱなし)と実際のコースでは
地面のコンディション(傾斜や状態)が違うので、
自分が思っている所とは全然違ったとこに飛んでいきます。
初心者の頃は特に自分が思った通りに打てることは稀です。
そうなると、なかなかスムーズにホールアウトできないので、
後ろから次の組の人達が来て、待つことになります。
待たせてしまうのも申し訳ないため、
クラブを持ってボールのある所まで走ることになります。
つまり、急な勾配のある山を走ることになります。
コースに出るだけでもあちこち走り回ることになるんです。
また、ゴルフはスイングで体をねじる動作をするので、
普段使わない筋肉も使うので
かなりいい運動になりますね！
過度な負荷ではないので、高齢者であっても出来るし、
健康のために良い運動になりますね。
デメリット
お金がかかる
ゴルフを始めようと思っている方がまず気になるのが、
「どのくらいお金がかかるのか」
ですよね！？
ゴルフはお金持ちがやるものという印象が強いのではないでしょうか。
確かにある程度、お金はかかります。
ゴルフがブームになった1980年代のバブルの頃のイメージが強いので、
お金持ちしか出来ないみたいなイメージがあるんじゃないかと思います。
当たり前の話になりますが、ゴルフをするためには
- ゴルフクラブ
- キャディバック
- ゴルフシューズ
- ゴルフウェア
など必要な物を揃える必要があります。
ゴルフバックとクラブ一式だけでも数万～数十万とかなりの費用がかかるので、
お財布への負担が大きいことも。
また、ゴルフコースを回るのに平日か祝日、場所等、条件によりますが、
1回5千円～2万円程程かかります。
ゴルフを始めるにあたって、
これらの費用がかかることを頭に置いておく必要があります。
もちろん、色々拘りだしたら
それ以外にもかなりのお金がかかることになりますが、
のめり込んでハマり出したらお金がかかるのは、
ゴルフ以外の趣味でも同じことが言えると思います。
時間がかかる
ゴルフはかなり時間がかかります。
18ホール回るのに大体5時間前後かかりますし、
ゴルフ場に行くまでにも時間がかかるので、
ゴルフに行くとほぼ丸1日使うことになります。
朝早くから夕方までゴルフに費やすことになりますし、
ゴルフの後はかなり疲れているので、
予定を入れるのはちょっと躊躇しちゃいますね。
ゴルフの始め方
初心者用のゴルフ入門書を読む
まずは基本的な知識や打ち方を学びましょう。
本屋さん行けば、ゴルフの入門書やレッスン書がたくさんありますので、
気になったものをパラパラとめくって見てみましょう。
ゴルフの理論はたくさんありますが、基礎の部分はどれも同じです。
グリップの握り方や、基本的な体の動き等、
核になる部分は大きく変わりません。
だから自分がしっくりくる入門書でOKです。
打ち方だけでなく、ルールやマナーも学ぶことが出来ますし、
自宅でクラブを触りながらながら練習が出来るので、
一冊はあった方が良いですね。
TVでプロの試合を観戦
ある程度ゴルフのルールが分かったら、
TVでプロのゴルフ試合の中継を見てみましょう。
ゴルフは見るのとやるのでは全く違います。
「ゴルフなんて止まったボールを打つのだから簡単でしょ！」
なんて思っていませんでしたか？
それに、ただ歩くだけだし、高齢者でも出来るから
「スポーツだけど、それほど疲れるものじゃないでしょ！」
と舐めていませんでしたか？
実際にゴルフをやってみてどうでしょうか？
「なんで止まったボールを打つことがこんなに難しいんだ！」
と思ったのではないでしょうか。
ですからプロの美しいスイングフォームを見て、
是非イメージトレーニングをしてください。
そして、自分が実際にゴルフ場でプレーしている姿を思い浮かべてみましょう。
まだまだ現実には程遠いかもしれませんが、
上手くなるヒントがたくさん隠れていますので、
じっくりと観戦してみてください。綺麗なフォームを見続けることは、
意外と効果がありますよ。
打ちっ放し(練習場)へ行ってみる
「案ずるより産むが易し」
ということなので、とにかくやってみましょう。
とは言っても、さすがにいきなりコースへ出るのは無謀なので
やめておきましょう。
まずは、ちゃんとボールが打てるように練習するのが先です。
なので、最初は打ちっ放し(練習場)に行ってみましょう。
「でも道具とか持ってないし、、、」
心配ありません！
大抵の打ちっ放しには、
無料もしくは安価で、ゴルフクラブのレンタルがあります。
打ちっ放しによって料金システムは異なりますが、
だいたい1球あたり10～15円程で利用することが出来ます。
(別途打席料として数百円かかる所もあります。)
練習場についたら、まずは7番アイアンで練習することをおすすめします。
打ちっ放しは広い屋外の所もありますが、
室内練習場やシミュレーターを使った練習場も増えてきています。
室内練習場やシミュレーターも良いですが、
私はやっぱり屋外の広い練習場の方が好きですね。
室内より外の広い練習場の方が気持ち良いですし、
打ったボールの弾道がちゃんと見えるので実際のコースの感覚により近いですから。
屋外の練習場は夏は暑いし、冬は寒いのが玉にきずですが、
気持ち良いので是非行ってみて下さい。
レッスンに通ってみる
ゴルフが上達したいなら、プロ(インストラクター)に教わるのが近道です。
教わる人を間違えてしまうと、変な癖がついてしまって、
後からなかなか直すことが出来なくなります。
なので、早く確実にゴルフが上手くなりたいなら、
レッスンに通ってみることをオススメします。
また同じプロでも教わる人によっても上達スピードが変わってくるので、
自分に合った先生を見つけることが大切です。
初回無料体験レッスンをしている所も多いので、
お試しで行ってみて良さそうなら通って上手くなりましょう。
ちなみに初心者にはこちらのスクールがオススメです。
社会人サークルに参加してみる
SNS等で検索するとゴルフの社会人サークルはたくさんヒットします。
気に入ったものがあれば、参加してみると良いですね。
同年代や同じくらいの腕前のゴルフ仲間がいれば、
あなたのゴルフライフはもっと楽しくなりますよ。
必要な物を揃えよう
ゴルフをするには、ゴルフクラブやゴルフシューズ、グローブ等の道具が必要になります。
ちょっと上手くなると使う道具にも拘りたくなるので、
初心者のうちはレンタルや初心者セットでも良いと思います。
ゴルフをするのに必要な道具は以下の通りです。
- ゴルフクラブ
- キャディバッグ
- ゴルフシューズ(スパイク)
- ゴルフウェア
- グローブ
- 小物
ゴルフクラブ
ゴルフクラブはルールで14本まで使って良いことになっています。
ゴルフクラブの種類はたくさんあるので、
最初はなかなか覚えられないかもしれませんね。
主なクラブは以下の通りです。
- ドライバー(1番ウッド)
- フェアウェイウッド
- ユーティリティ(ハイブリッド)
- アイアン
- ウェッジ
- パター
キャディバッグ
キャディバッグはゴルフクラブを入れるためのバッグです。
これがないと、ゴルフコースには行けません。
キャディバッグは持ち運ぶこともあるので、最初は軽い物を選ぶのがオススメです。
ゴルフシューズ(スパイク)
ゴルフ場に行くと芝の上からボールを打つことになります。
スニーカーなどの運動靴だと、滑ってしまうので、
ゴルフシューズ(スパイク)が必要です。
ゴルフは長い距離を歩くので、多少高くても
自分に合ったゴルフシューズを準備することをオススメします。
ゴルフシューズの良し悪しによって、疲れ方も全然違います。
快適にゴルフを楽しむには、自分に合ったゴルフ シューズを選びましょう。
ゴルフウェア
ゴルフをするには服装も大事です。
一昔前はお世辞にもオシャレとは言い難いゴルフウェアが多かったのですが、
最近のゴルフウェアはドンドンオシャレになってきています。
ナイキ、アディダス、プーマといったスポーツメーカーはもちろんのこと、
ユニクロやビームス、サマンサタバサといったアパレルメーカーからも
ゴルフウェアが販売されています。
そのためか、女性のゴルファーも増えつつありますね。
ゴルフは格式が高いイメージがあると思いますが、
最低限のマナーはあるもののカジュアルになりつつあります。
名門コースだとクラブハウスではジャケット着用が必須という所もありますが、
実際にはカジュアルでOKな所も多いです。
襟付きシャツとデニム以外のパンツであれば大抵大丈夫ですね。
また、プレー中は、ポロシャツにチノパンやスラックス、
女性であればスカートといった服装になります。
各種メーカーからゴルフウェアも販売されていますが、
ユニクロのポロシャツとスラックスでも全然問題ありません。
(私はよくユニクロを着てます。)
グローブ
素手でやっても問題はありませんが、初心者のうちは特に手にマメが出来やすいで、
グローブが必要です。グローブは両手用もありますが、
右打ちなら左手だけ、左打ちなら右手だけと片手だけつけるのが一般的です。
グローブは消耗品で、初心者の頃は力を入れすぎて握ってしまって、
グローブがすぐに破けてしまうことが多いので、
最初はあまり高いものよりもリーズナブルなものを選ぶのがオススメです。
小物
コースを回るには、
- ゴルフボール
- ティー
- ボールマーカー
- グリーンフォーク
- ヘッドカバー
- 目土袋
といったものが必要になります。
また、帽子やサングラス等も合った方が良いですね。
安く揃えるには
クラブは初心者用のフルセットであれば5万円程度で買えると思います。
「そろそろ買い替えかなー」
という先輩方がいる場合にはお下がりを貰うのもいいですね。
また、ゴルフ場にはレンタルクラブもありますので、
始めのうちは何が自分に合うのか分からないと思いますので、
レンタルするのも良いでしょう。
小物類やシューズ等を安く入手するにはドン・キホーテを活用するのがオススメです。
メーカー等にこだわらなければ、スポーツ用品店よりも安く購入出来ます。
ドン・キホーテには、ロストボール(中古のボールのこと)も安価に売っていることがあります。
始めのうちは球をよく無くすので、買っておくと良いでしょう。
ゴルフのルールとマナー
ゴルフは紳士・淑女のスポーツと言われるので、服装にも決まりがあります。
とは言ってもそんなに厳しいものではないので、ご安心を。
打ちっ放し(練習場)は特に服装のルールがないので、
Tシャツやジャージ等ラフな格好で行っても特に問題はありません。
ですが、ゴルフ場に行く時は襟付きのシャツと
デニム以外のパンツ(女性ならはスカートもOK)じゃないといけません。
なので、ゴルフウェアをわざわざ買わなくても、
ユニクロのポロシャツとチノパンみたいなスタイルで全然OKです。
ただし、ゴルフ場によってはドレスコードがあって、
「ジャケット着用じゃないと入れません！」
なんて所のあるので、必ず事前にゴルフ場のドレスコードは確認しておきましょう。
特に名門コースに行く時は要注意です。
高確率でジャケット着用が義務付けられています。
もちろん、プレー中は動きにくくなってしまうので、
ジャケット着用義務はありませんよ。
始めのうちは、知人の方とプレーするかと思いますので、
プレー中のマナーについては少しずつ学んでいけば良いと思います。
また、そういったことを後輩に教えたいという
年長者の方もいらっしゃると思うので、ありがたく教わりましょう。
コースデビューを目指そう！
初心者がまず目指すことは、コースデビューです！
打ちっ放しで練習しているだけでは、ゴルフの本当の楽しさはまだ分かりません。
コースに出て初めて分かる楽しさもあります。
なので、ある程度ボールが打てるようになったら、コースデビューしてみましょう。
よく、会社のコンペなどで全然練習しないままコースに連れて行かれて、
空振りやチョロ連発して全然楽しくないコースデビューをしてしまい、
ゴルフ = 楽しくない
というイメージが付いてしまう方がいます。
なので、しっかりと練習や準備をして、楽しいコースデビューをしましょう。
コースデビューはゴルフライフの第一歩ですよ。
ゴルフを始めてよかったこと
私自身まだまだへたっぴですが、それでも始めてみてよかったことはたくさんあります。
１つ目は、単純にスポーツとして楽しい！ということです。
思い通りの球が打てたとき、ベストスコアを出せたときなどとても嬉しいです。
２つ目は、年長者や会社の人等、普段関わらない人との交流です。
普段は話す機会の少ない方と一日を通して、ゴルフやそれ以外のことを話すのは
とても新鮮です。
また、ゴルフで交流をすることで、その後の日常においても、
可愛がってくれたり、良くして頂くことも多いです。
３つ目は、プレー後の風呂とビール！
言うまでもなく最高です！
ここまでいろいろと書きましたが、
私自身はゴルフを始めて本当に良かったなと感じています。
今、ゴルフを始めるかどうかを迷っている方は
是非、ゴルフを始めてみることをおすすめします！
まとめ
ゴルフは始めるまでの敷居はちょっと高いかもしれませんが、
一度始めてしまえばきっとあなたもどハマりするはずですよ。
まずは、ゴルフがどんなものかを体感するために、
実際に打ちっ放しに行ってみて、ボールを打ってみて下さい。
最初は空振りをしたり、思いっきりダフったりして
全然前にボールが飛ばないかもしれません。
でも、ある時まぐれで芯に当たる時が来ます。
そうすると、なんとも言えない気持ちの良い感触と共に
ボールがすっ飛んで行きます。
ゴルフの気持ち良さや面白さが分かってしまうと
きっとあなたも寝ても覚めてもゴルフのことを考えてしまう
ゴルフ大好き人間になってしまうはずですよ！
