ゴルフにのめり込むとゴルフクラブに拘りたくなりますよね!?
初心者セットから少しずつカスタムし、グリップの色を好きな色にしたり、
ドライバーのシャフトに拘ってみたりして、きりがありません。
ゴルフクラブに拘りだすときりがないのですが、ヘッドからグリップまで様々なものがあり、
考えているだけで楽しいですよね。
また、14本クラブセットも何を何本入れて、どんなセッティングにしようかと
つい悩んでしまいます。
そんな中、あなたはアイアンのヘッドについて考えたことはありますか?
アイアンセットを買う時にどこを見て購入していますか?
打ちやすさ、見た目のかっこよさ等、色々拘りたいポイントがありますよね。
でも、アイアンのヘッドの製法を考えたことはありますか?
アイアンのヘッドの素材には「ステンレス」と「軟鉄」の2種類があります。
また、ヘッドの製造方法は「鍛造(たんぞう)」と「鋳造(ちゅうぞう)」の2種類あり、
それぞれに違いがあります。
簡単に言うと、
- 「ステンレス」は初心者向き
- 「軟鉄」は中・上級者向き
となっています。
今回はアイアンのヘッドの素材、製造方法による特徴をご紹介します。
あなたに合ったアイアンのヘッド選びの参考にして下さい!
ステンレスと軟鉄の違いは?
ステンレスのアイアンのヘッドは金型にステンレスを流し込んで作られる鋳造
という製法で作られます。
型にはめ込んで成型されるため、固いステンレスが向いていて、
打感もボールを弾くような固い感覚になります。
フライパン等、生活していくために様々なものもステンレスでできているので
なじみがあるのではないでしょうか。
「軟鉄」のアイアンのヘッドは熱した鉄をすごい圧力で叩きつけて作られる鍛造
という製法で作られます。
「軟鉄」でも鋳造で作られることもありますが、軟鉄鍛造で作られたアイアンは
FORGED(フォージド)と書かれていることもあります。
軟鉄鍛造のアイアンは製造に手間がかかるので、高めのお値段になってしまうことが多いですが、
その分、金属の品質が良く、ステンレスより柔らかい軟鉄ならではの柔らかい打感になり、
アイアンのコントロール性が高くなるので上級者に好まれます。
また、鍛造では軟鉄のみでしか成型できませんが、軟鉄鋳造であればチタン等、
他の素材と組み合わせることもできますので、打感も性能も良いアイアンになります。
ただ、純粋な軟鉄のみでできている軟鉄鍛造の方が打感が良いと言われています。
ステンレスのアイアンの特徴
初心者におすすめなステンレスのアイアンの特徴を紹介します!
ステンレスのアイアンのメリットは?
メンテナンスが楽!
「ステンレス」のアイアンは英語にすると
「stain less」で直訳すると「錆がない」という意味になります。
このように「ステンレス」のアイアンはラウンド後、手入れをせずに放っておいても
錆びないので、メンテナンスが楽です。
比較的安め!
初心者セットなども「ステンレス」のアイアンなのでアイアンを
新しいものにしても打感も同じなので違和感なく打つことが出来ます。
そして、型に流し込んで成型する製法なので、様々なヘッドを作ることが出来ます。
そのため、キャビティバック型のアイアンに向いているので、
飛距離が出せる飛び系のアイアンによく使われているものになります。
また、型に流し込んで作られるので、大量生産が出来るので、
比較的お値段も優しいアイアンになります。
初心者やあまりゴルフをしない方におすすめですね。
ステンレスのアイアンのデメリットは?
ロフトやライ角の調整が出来ない!
アイアンは自分自身のスイングに合わせてライ角やロフトを調整することで
最適な弾道を求めるができますが、「ステンレス」のアイアンはできません。
そのため、買ってから「もう少し調整したいな」と思っても
そのまま使い続けなければならないため、細かい調整がしたい方には
不向きなクラブです。
軟鉄のアイアンの特徴
上級者に好まれる「軟鉄鍛造」のアイアンの特徴を紹介します。
軟鉄鍛造アイアンのメリットは?
カスタムできる!
「軟鉄鍛造」のアイアンは熱した熱をものすごい力で叩きつけらて圧縮することによって
製造されています。
そのため、「ステンレス」のものに比べて柔らかいので、
自分自身にあったライ角やロフトにカスタムすることができます。
柔らかいといってもボールを打って形が変わったり、
あなたの力で変形したりするようなものではないのでご安心を!
打感が良い!
「軟鉄鍛造」のアイアンは芯を捉えたナイスショットをすると
打感がいいものが多いです。
私の個人的な感想ですが、ボールがアイアンのフェイスにひっついたような
粘っこい感じがします。
よく言われるのが、「打った感じが柔らかい」というように気持ちの良い打感になります。
こういった打感は初心者にはわかりにくいので
「軟鉄鍛造」のアイアンは上級者向けと言われています。
操作性がいい!
「軟鉄鍛造」は打感が良いと言われているように、ボールがアイアンのフェイスに
引っ付いたような柔らかい感覚があります。
そのため、技術があれば、高い球、低い球、スライス、フックと
ボールを思った通りにコントロールしやすいこともメリットの一つになります。
マッスルバックや小振りなハーフキャビティのアイアンは
「軟鉄鍛造」で製造されているので、上級者向けと言われているのも分かりますね。
軟鉄鍛造のアイアンのデメリットは?
新品のクラブを購入するとテンションが上がって、上手になった気分になりませんか?
新しいものを手に入れると練習やコースにでて、ゴルフ仲間に自慢したくなりますよね。
ただ、新しいクラブで気になるのが、汚れや錆、そして傷です。
汚れや錆は使うたびに綺麗に拭く等メンテナンスをしっかりすれば防げますが、
一度付いてしまった傷はどうにもなりません。
特に軟鉄鍛造のアイアンはステンレスのアイアンと比べて柔らかいため、
傷が付きやすいです。。。
せっかくの新しいクラブに傷がついてしまっては悲しいですよね。
それに傷が付くと、表面のメッキが剥がれてしまい、錆が出ることもあります。
特にアイアンは地面にあるボールを打つので、傷が付くのは仕方ありません。
傷が付いても、それもクラブの味と思うしかないですね!
アイアンの傷を防ぐために
新品のアイアンになるべく傷は付けたくないですよね!?
そこで、新しいアイアンに出来るだけ傷が付かないようにする方法を紹介します!
アイアンカバーを付ける
一本一本のヘッドにつけることができるアイアンカバーはアイアンのヘッドを
しっかり守ってくれます。
また、キャディバックを持ち運ぶ時は一本一本付けるアイアンカバーの上から
アイアン全てを覆う事ができるカバーを付けると保護されます。
ドライバーやウッドのシャフトに当たって折れてしまう事も防げますよ。
ただ、私がキャディをしていた時の経験で一本ずつのアイアンカバーをしている人は
キャディさんから嫌われることが多いです。
ただでさえ多くのクラブを持っている所にアイアンカバーを渡され、
使ったクラブを拭いてまたアイアンカバーを付けるというのは
たとえ仕事とはいえ面倒くさいんです。
また、使っているクラブのアイアンカバーを途中に忘れてきてしまう人も多いので、
気を付けましょう。
一本ずつのアイアンカバーを付けるのであれば、ラウンド中は外しておくか、
自分自身でしっかり管理して下さいね。
キャディバックを変える
あなたのキャディバックいくつに区分されていますか?
アイアンの傷が気になる方は、14本のクラブを1本ずつ入れる事が
出来る14個に分かれているキャディバックがおすすめです。
1本ずつだと、クラブがぐちゃぐちゃになる事もないですし、綺麗に並んでいて綺麗ですよ。
ただ、キャディバックは高いので、そう簡単に買い替えることはできませんよね!?
また、まだ新しいキャディバックを買ったばかりという場合もあると思います。
そんな時におすすめなのが、キャディバックに入れることが
出来る筒のようなものでしっかりとクラブを分けることが出来ますよ。
一つ、300円程度なので、キャディバックを買い替えるよりお得です。
まとめ
- ステンレスは初心者向き
- 軟鉄鍛造は中・上級者向き
です。
「ステンレス」のヘッドのアイアンは手入れをあまりしなくてよく、
打ちやすく易しいアイアンに使われていることが多いです。
そのため、初心者やあまりゴルフをしない方におすすめですね。
また、「軟鉄鍛造」のアイアンは「FORGED」と書かれていて
打感が良くコントロール性が高いアイアンが多いです。
ステンレス・軟鉄それぞれにメリット、デメリットがあるので
あなたに合ったアイアンを見つけて、スキルアップしていきましょう!
これからアイアンを購入しようと検討しているあなた!
是非、参考にして下さい。