高麗グリーンの特徴とパターの攻略法!ベントグリーンとの違いは?

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最近はベントグリーンのコースが多いですが、

高麗グリーンを採用している名門コースもありますよね。

 

高麗グリーンって言うと、私はやはり川奈ホテルゴルフコースを思い出します。

 

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2015年フジサンケイレディスクラシックの最終日、最終組、最終ホール、

藤田光里プロがパターでチップインバーディーを決めて優勝したのは

歴史に残る試合ですからね。

 

ただ、高麗グリーンでプロがプレーしているのを見るのは楽しいけれど、

高麗グリーンでのプレーは苦手なんですよね。

 

思ったほど転がらないから、思っている以上にしっかり打たないカップまで届かないし、

芝目で曲がったりするのでグリーンが読みにくいですからね。

 

河川敷のコースに慣れていると高麗グリーンの方がむしろ好きって言う方もいますけど、

ほとんどのゴルファーは高麗グリーンに少なからず苦手意識があるのではないでしょうか?

 

そこで、高麗グリーンの攻略法をお伝えします!

 

日本のゴルフ場のグリーンの芝の種類について

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ゴルフを始めたばかりの初心者や接待くらいしかゴルフに行かないゴルファーは

あまりグリーンの芝について意識はしていないかもしれません。

 

ですが、芝の種類や特徴を知っておくと、それだけでもスコアに大きく影響してきます。

 

日本のゴルフ場のグリーンは、

  • ベント芝
  • 高麗芝

が使われていることがほとんどです。

 

グリーンに使われる芝にはバーミューダ芝なんていうのもありますが、

日本のゴルフ場ではほとんど使われていないので、日本国内でプレーするだけなら

  • ベント芝
  • 高麗芝

について知っておけばOKです。

 

この2つの芝のグリーンには全然違った特徴があるので、

これを理解しておかないとグリーンを狙うショットやアプローチ、パターに

大きく影響してきますよ。

 

スコアをまとめるためにも必要なことなのでしっかりと理解しておきましょう。

 

ベント芝のグリーンの特徴は?

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ゴルフ場のグリーンに使われる芝はベント芝が主流です。

 

ベント芝は綺麗な緑色の芝で見た目も美しいグリーンになります。

 

ボールが沈みやすいので、ボールマークやスパイクマークが付きやすいので、

グリーン上ではマナーに要注意です!

 

ベンド芝の場合、芝目のあまりなく、素直に傾斜の通りに曲がることが

ほどんどなのでグリーンを読む時は芝目はあまり考えず、傾斜を読めばOKです。

 

また、芝の長さでグリーンのスピード、転がりの良さが変わってきます。

 

大抵の場合、その日のスピードがクラブハウス等に張り出されているので

転がりの目安になります。

 

基本的にはベントグリーンに合わせてパッティングの練習をすればOKです!

※ホームコースが高麗グリーンだと高麗グリーンに合わせた方が良いかもしれませんが。

 

芝目が弱い

ベントグリーンは高麗グリーンと比べて、芝目が弱いのが特徴です。

 

ゴルフ場の芝は真っ直ぐ生えているのではなく、微妙に傾いて生えています。

 

この傾きが芝目になります。

 

雨が降ったら、高いところから低いところへ水が流れていきますよね!?

 

そういった自然の流れの中で芝目が付いていくので、

芝目は山頂から低い方向へ流れるように付きます。

 

また、池等があればそこに向かって芝目がつきやすいです。

 

芝目の読みで悩んだ時は近くの山頂の位置や池の位置を参考に考えると良いですね。

 

 

ベントグリーンは基本的に芝目が弱いので傾斜を読むだけで良いのですが、

ベントグリーンでも特定のホールだけキツい芝目が付いてしまっていることもあるので

気を付けましょう!

 

芝の長さでスピードが変わる

ベントグリーンは芝の長さや固さによって

グリーンで転がるスピードが大きく変わってきます。

 

転がりの目安になるのがスティンプです。

 

スティンプメーターというグリーンのスピードを計測する器具があり、

グリーンのスピードを数値したのがスティンプです。

 

スティンプメーターを使って実際にグリーン上でボールを転がして

グリーンのスピードを計測します。

 

大抵のゴルフ場ではクラブハウス等にその日のスティンプが張り出されているので

今日のグリーンは速いのか、遅いのかを確認出来ます。

 

また、ベンドグリーンは高麗グリーンに比べて高速グリーンにしやすいので

転がりが良いことが多いです。

 

そのため、高麗グリーンに慣れているゴルファーにとっては、

異常に速いグリーンに感じます。

 

ベント芝は手入れが大変

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ベント芝は手入れが大変で、グリーンキーパーが毎日苦労しています。。。

 

ボールマークやスパイクマークが付きやすいので、

ゴルファー一人一人がマナーを守って

ボールマークを直したり、グリーン上で足を引きづらないようにしたりしないと

良いグリーンをキープするのが難しくなります。

 

また、ボールマーク等もきちんと直さないと、後続の組の迷惑になることもあります。

 

遅い時間のスタートでボールマークが直っていないとボールマークの凹凸で

グリーン上で思わぬ転がりをしてパターが全然入らないなんてことになりますからね。

 

あなたがマナーを守らないと、巡り巡ってあなたのところに返ってくるので

マナーはしっかり守りましょう!

 

高麗芝のグリーンの特徴は?

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高麗グリーンで使用される芝は、姫高麗芝という種類で和芝の一種です。

 

日本の高温多湿な環境に適していて、暑さにも強い芝です。

 

高麗芝は暑さには強いものの寒さには弱いので、

北海道等、寒い地域ではあまり使用されていないですね。

 

河川敷のゴルフ場は高麗芝がグリーンに採用されていることが多いです。

 

高麗芝は固くしっかりしているのが特徴です。

 

私は普段行くコースがベントグリーンなので、高麗グリーンっては苦手なんですよね。

 

いつもの距離感で打つとショートしてしまうし、高麗グリーンのゴルフ場で回った後、

ベントグリーンのゴルフ場に行くと大オーバーばかりになってしまうので笑

 

芝目がきつい

高麗グリーンの特徴はなんといっても、ベントグリーンに比べて芝目がきついことです。

 

高麗グリーンでボールを転がしてみるとよく分かりますが、

カサカサと芝の抵抗をしっかり受けて転がります。

 

そのため、芝目の影響も大きいです。

 

ベントグリーンでは傾斜で曲がるだけですが、高麗グリーンは傾斜と芝目両方を

計算しなくてはいけません。

 

明らかに傾斜はスライスラインなのに芝目がフックラインで、

フックラインになるなんてこともあるので

傾斜と芝目のどっちが強いかも考えないといけません。

 

また、カップ周りに芝目があると厄介です。

 

ジャストタッチで打つと、どうしても最後は球足が弱くなり、

芝目の影響をモロに受けますからね。

 

そのため、ジャストタッチで打っていくタイプのゴルファーは

細かな芝目の読みが出来ないとなかなかパットが入らなかったりします。

 

逆にややオーバー目に打てるゴルファーは芝目の影響を受けにくく、

直線的に打っていきやすいので高麗グリーンが合うことがありますね。

 

ボールの転がりが遅い

基本的に高麗グリーンはボールが転がりにくいです。

それに高麗芝は伸びるスピードが早いので、

夕方には伸びていて更にグリーンが重くなることもあります。

 

ただ、名門コースやトーナメントコースで高麗グリーンを採用している場合、

高速グリーンに仕上がっていることもあります。

 

その場合、速いし芝目で曲がるしでかなり難しいですよ。。。

 

私もトーナメントコースの高麗グリーンでプレーしたことがありますが、

かなり苦戦しました。

 

冬場は枯れて速くなる

高麗芝は寒さに弱いので、気温が下がる冬場は枯れてしまいます。

 

夏場は緑色ですが、冬場は茶色の芝になります。

 

通常、高麗グリーンは転がりにくいので強めに打っていかなくてはいけませんが、

冬場は逆に芝が枯れるので高速グリーンになります。

 

夏場と比べると数段速いグリーンになるので要注意です!

 

スピンがほどけやすい

高麗グリーンはウェッジ等でスピンかけて打ってもほどけてしまいやすいです。

 

ベントグリーンではバックスピンで戻ってしまうようなショットでも、

高麗グリーンでは普通に止まるくらいのナイスショットになります。

 

そのため、高麗グリーンではスピンをあてにしてはいけません。

 

高麗芝はベント芝と違い、芝自体が丈夫なので

ボールがキャリーしてもボールマークが付きにくいです。

 

そのため、スピンで芝に食いついて止まりにくいです。

 

高麗グリーンはピンをデットに狙って打っても止まらないことが多いので、

基本的にはピンの手前から転がることを計算して狙っていく必要があります。

 

水はけが良くない

高麗グリーンは水はけが良くないのが難点です。。。

 

雨の日はグリーン上に水が残りやすいので、パッティングの転がりに大きく影響します。

 

芝目 + 雨の分かなり強めに打たないと思った距離が出ないので、

雨の日や雨が降った翌日のゴルフは要注意です。

 

高麗グリーンの攻略法

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ゴルフ場のグリーンはベントグリーンが主流ですが、

 

高麗グリーンのゴルフ場に行くこともあると思います。

 

高麗グリーンはクセが強いので攻略法を頭に入れておきましょう!

 

高麗グリーンの攻略法って言うと、いろいろな考え方が出てきます。

 

  • 青木功プロのようにタップ式パチンと打って、曲がりを消す方法
  • 重心の深いパターで大きなストロークで強い転がりで打つ方法

等。

高麗グリーンでのプレーが多い人は、こういった打ち方で自分に合った方法を探すと良いですね。

 

強めに打つ

高麗グリーンは芝目が強く、ベントグリーンよりも転がりにくいです。

 

そのため、強めにストロークをしないと距離が合いません。

 

強めに打つためにはストロークの幅を大きくすれば良いのですが、

ベントグリーンの感覚が残っているとオーバーするのが怖くて

なかなかストローク幅を大きくは出来ないんですよね。。。

 

5mの距離をを7m距離感のストロークで打てば2mオーバーしますし、

2mの返しのパットは外す可能性が充分にあるので怖いんですよね。

 

そこで、おすすめなのがストロークのリズムを早くすることです。

 

ゆっくりなリズムのストロークより、やや早めのリズムのストロークの方が

振り幅を変えなくてもインパクトを強くしやすいです。

 

また、青木功プロのようなタップ式のパッティングも

インパクトをしっかり出来るので高麗グリーンにマッチしますね!

 

パッティングの感覚は人それぞれなので、色々試してあなたに合う方法を見つけましょう!

 

 

 

曲がり幅は大きめに読む

高麗グリーンは傾斜だけでなく、芝目の影響で曲がりやすいです。

 

そのため、曲がり幅は大きめに読んでパッティングする必要があります。

 

傾斜と芝目の両方を計算してグリーンを読むことが高麗グリーンでは必要です。

 

  • 傾斜と芝目が同じ方向であれば、曲がり幅をかなり大きめに読む。
  • 傾斜と芝目が逆ならどっちが強いかを考えて、曲がり幅が相殺される分、薄めに読む。

と高度なグリーンの読みが必要になってきます。

 

高麗グリーンの曲がり方はイメージしにくいと思いますし、

実践で慣れないと難しいです。。。

 

練習グリーンでいろんな場所から打ってみて、

曲がり方を確認してからコースを回りましょう!

 

ショートパットは薄く読んで強く打つ

高麗グリーンは芝目がきつくジャストタッチだとカップ付近で転がりが

芝目に影響されやすいです。

 

「これは入ったな!」

というパッティングをしても、カップ付近で曲がってしまって

入らないということが多いです。

 

打ち出した時は球足が強いので芝目の影響を受けにくいですが、

転がりが弱くなってきたら芝目の影響を受けやすくなりますからね!

 

距離の長いパットであれば距離を合わせなくてはいけないのでジャストタッチで打って

入らなくても仕方ないと考えますが、1mくらいのショートパットは確実に入れたいですよね!

 

そのため、1mくらいのショートパットはラインを消して強めに真っ直ぐ狙っていく方が

ジャストタッチで打っていくよりもカップインの確率が上がります。

 

芝目や傾斜で曲がるとしても、1m程度ならカップを外すことはほとんどないので

薄めにラインを読んで強めに打っていきましょう!

 

パターを変えて高麗グリーンを攻略するのもあり!

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私は不器用なので、高麗グリーンでパターの打ち方を変えるってなかなか出来ないです。。。

 

変に打ち方を変えると、次にベントグリーンの時におかしくなってしまいますからね。

 

そこでおすすめなのが、高麗グリーンの時だけパターを変えることです。

 

プロの試合でも年数回、高麗グリーンのゴルフ場で行われるので、

その時だけパターを変えるという選手が多いみたいです。

 

プロでも打ち方を変えるよりパター自体を変えてしまう方が簡単だと思っているんですね。

 

それでも、ミスは出てしまうけど、大ケガはしないので良いかなって考えています。

 

高麗グリーンに行く回数が少ない人向けの攻略法ですね。

 

では、どんなパターが高麗グリーンに適しているのでしょうか?

 

ヘッドの重さ

高麗グリーンは転がりが良くないため、転がりの良いパターを使うことで

距離感を合わせやすくなります。

 

ゴルファーによって打ち方が違いますので、合うヘッドを選びましょう。

 

重いヘッド

普段より重いヘッドを使うことで転がりが良くなりやすいです。

 

ヘッドの重いパターに変えるのが嫌なら、

鉛を貼ってヘッドの重量を増やすというのもありですね。

 

ゆったりストロークするタイプのゴルファーは重いヘッドにするのが合いやすいです。

 

軽いヘッド

あえて普段より軽いヘッドにして、強めに打っていくというのもありです。

 

打ち方を変えることになるので、少し難しいかもしれませんが、

ベントグリーンと高麗グリーンで完全に分けて考えたいというゴルファーには

軽いヘッドが合いやすいです。

 

強めにヒットすることで芝目に負けにくくなりますし、

打ち出しの方向性を良くしやすいです。

 

ロフト角

高麗芝のグリーン攻略にはパターのロフトも重要な要素です。

 

パターにはロフトなんて付いてなさそうに見えますが、

実はパターにもロフトが付いていて一般的には4度前後のロフト角です。

 

また、ロフト角が少ないパターの方が転がりが良いと言われています。

(その代わり正確にヒットしないといけないので方向性が安定しにくいです。。。)

 

高麗グリーンは転がりにくいのでロフト角が少ない方が良さそうに思えますが、

逆でロフト角が大きめのパターの方がベターです。

 

というのも、パターにロフトがあるとボールをヒットした時、

その瞬間から転がり始めるのはなく、少しキャリーしてから転がり始めます。

 

ロフト角が大きいほどキャリーが増えるので、その分芝目の影響を受けにくくなるので

特にショートパットで芝目の影響を受けず直線的に打っていきやすくなります。

 

ロフト角が付き過ぎると転がりが悪くなるので、ロフト角5〜7度程度のパターが

キャリーと転がりのバランスが良くておすすめです。

 

まとめ

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ベントグリーンに比べて難しいと言われている高麗グリーン。

 

高麗グリーンを苦手にしているゴルファーも多いです。。。

 

ベントグリーンのゴルフ場が多くなってきていますが、

高麗グリーンのゴルフ場も多々あります。

 

芝の違いを知っているか知らないかでスコアに大きく影響するので、

  • ベント芝
  • 高麗芝

の特徴を理解しておきましょう。

 

高麗グリーンではパターを変えていく方法も有効なので一度試してみて下さい。

 

普段のゴルフ仲間から

「今日は高麗グリーンだからパターを変えたの?」

なんて言われたら、ゴルフ談義で盛り上がるかもしれませんよ。

 

高麗グリーンに苦手意識があるあなた!

 

高麗グリーンの攻略法を色々試してみて、あなたに合う方法を見つけてみましょう!

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