年々ゴルフクラブは進化していますし、性能が良いものがどんどん出ていますが、
最新が最良とは限りません。
特にアイアンは気に入ったものを長く使いたくなりますよね!?
フィーリングも合っていて使用期間も長くなったお気に入りのアイアン。
ずっと使い続けていると、手に馴染むにつれて
アイアンの傷がどんどん増えていきますよね。
ピカピカの新品のアイアンは見栄えは良いですが、
傷だらけのアイアンを使っているとなんとなく上手そうに見えますよね!?
ただ、細かい傷であれば良いですが、大きく目立つ傷があると、
逆に悪目立ちしてしまいます。。。
それに古くなったアイアンはメッキ剥がれが起きることもあります。
メッキ剝がれが起きたアイアンはさすがに見栄えが良くないので
なんとかしたいところですよね!?
「気に入っているのでなんで何とか使用したいんだけれど、どうしたらいいんだろう?」
と思っているそこのあなた!
最新のクラブはもちろん、古いクラブも好きな私が
アイアンの傷の補修方法やメッキ剥がれの対処法についてお伝えします!
アイアンの傷を防止する方法
アイアンは芝の上やバンカー等から打つクラブなので、
どうしてもソールが傷付いてしまうのもです。
それに、フェース面も使い続けているうちに傷が付いていきます。
アイアンの傷は付いてしまうのは仕方がないですし、
むしろ傷があった方が味が出て上手そうにも見えます。
ですが、傷だらけ過ぎても見栄えが良くないので、
出来ることならアイアンも綺麗に使いたいところです。
そこで、アイアンの傷防止の方法を紹介します!
アイアンにもヘッドカバーを付ける
アイアンになるべく傷を付けたくないのであれば、
アイアンにもヘッドカバーを付けるのがおすすめです。
アイアンの傷はショット時の傷もありますが、
キャディバッグの中でガチャガチャしてしまって
他のクラブにぶつかってできてしまう傷もありますからね。
特に、キャディバッグの中から勢いよくクラブを引き抜いた時にぶつけてしまうと
傷を付けてしまいやすいです。。。
ショット時の傷は防ぎにくいですが、アイアンにもヘッドカバーを付ければ、
他のクラブにぶつかってできる傷は防げますからね。
アイアンにヘッドカバーを付けるのは必須ではありません。
そのため、ウッドやユーティリティにヘッドカバーを付けるゴルファーは多いですが、
アイアンにヘッドカバーを付けるゴルファーは少数のように思います。
アイアンは傷が付くものと割り切っているゴルファーが多いということなのかもしれませんね。
アイアンのヘッドカバーは大きく分けて2種類あります。
- 10本程度まとめて覆うタイプ
- 1本ずつ付けるタイプ
です。
まとめて覆うタイプはアイアン全体を覆う形になります。
キャディバッグのフードみたいになるので、スタンドバッグ等で
キャディバッグにフードが無い場合はまとめて覆うタイプのヘッドカバーが良いですね。
また、1本ずつ付けるタイプは各番手それぞれに被せる形になります。
アイアン全てにつけると結構かさばるので、カートバッグのように
大きめのキャディバッグを使っている場合におすすめです。
1本ずつ付けるので結構手間もかかるので、面倒くさがりの方にはおすすめ出来ませんね!
アイアンに傷が付いている場合に影響はある?
アイアンに大きな傷が付いていると、ショットにも影響が出そうな感じがしますよね!?
特にフェース面に付いた傷は気になるところです。
実際のところ、アイアンのフェースやソールに多少の傷があっても
ほとんどショットに影響は出ません。
なので、そこまで傷に神経質になる必要はありません。
ですが、フェースやソールが凹んでしまったりすると、ショットに影響が出ることがあります。
通常の使用で付いた傷であれば問題無いと判断しても大丈夫ですが、
小石を打ってしまったりして付いた大きな傷があるアイアンは注意が必要ですね。
アイアンの傷の補修方法
注意していても、いつの間にかアイアンの傷は増えていきます。
あまりにも傷だらけだと気になるので、
出来ることなら自分で補修したいところですよね!?
そこで、アイアンの傷の補修方法を紹介します。
アイアンヘッドの素材は?
アイアンはその名の通り鉄で出来ているものもありますが、
他の素材を使っている場合もあります。
アイアンのヘッドは
- 軟鉄
- ステンレス
- チタン(フェースのみ)
が主な素材です。
軟鉄のアイアンはその名前の通り、柔らかい鉄です。
打感が良いものが多く上級者が好んで使用します。
柔らかいため打感が良くなる反面、傷が付きやすい素材です。
ステンレスやチタンは硬い素材なので、
反発が良く、アマチュア向けの飛び系アイアン等によく使用されています。
硬いため、軟鉄よりは傷は付きにくく手入れも楽ですが、
それでも長年使い続けていると傷は付いてしまいますね。
基本的なアイアンの傷の補修方法
アイアンに付いてしまった傷は基本的には磨くことで
目立たなくするのが補修方法です。
アイアンの傷の程度にもよりますが、細かな傷であれば、
コンパウンド等で軽く磨くだけでパッと見ただけでは分からないくらいになります。
問題なのは、誤って小石等を打ってしまって付いてしまった大きな傷です。
残念なことにはっきり目立つ傷はちょっと磨いたくらいでは変わりません。
ゴルフショップやメーカーに相談して、補修してもらうしかありません。
ただ、補修にはそれなりの費用がかかってしまいます。。。
もし、あなたがゴルファー保険に入っているのであれば、
保険を適用して補修することが出来るかもしれないので、確認してみましょう。
アイアンに傷は付き物ですが、ボロボロ過ぎるアイアンは見栄えも良くないので
定期的にメンテナンスをして傷を補修していきたいですね。
また、アイアンの傷は素材によって対処方法も変わってくるので、
素材ごとの対処方法を紹介します。
軟鉄アイアンの場合
軟鉄のアイアンの場合は傷をサンドペーパー等で削って、消してしまいましょう!
最初は目の粗いもので削って、段々を目の細かいもので削っていきます。
ただ、注意する点があります。
軟鉄のアイアンでも、メッキ加工がしてあるものは、
傷を削ることでメッキが剥がれてしまうことがあります。
ノーメッキのウェッジ等、最初からメッキ加工してないものであれば良いかもしれませんが、
一部分だけメッキが剥がれてしまうと、その箇所だけ錆びてしまいやすくなります。
メッキの剥がれた箇所を錆びさせないためには
ゴルフ工房で再メッキをしてもらう等する必要があります。
ただ、再メッキはけっこう費用がかかります。。。
また、傷を削りすぎるとその箇所だけ目立ってしまうこともあるので、
削り過ぎには要注意です。
そのため、大きな傷を自分で補修するのはなかなか難しいですね。。。
ステンレスやチタンのアイアン場合
ステンレスやチタンフェースのアイアンの場合、
軟鉄のアイアンのように傷を削ってしまうのはNGです。
というのも、ステンレスは硬いのでなかなか削れませんし、
逆に削った傷の箇所が目立ってしまいます。。。
そのため、綺麗に磨くくらいにとどめておきましょう。
激落ちくんのようなメラミンスポンジで全体を磨いて、綺麗に汚れを落とした後、
ステンレスクリーナーを付けて磨いてピカピカにしましょう。
そうすると、細かな傷が目立たなくなりますよ!
ステンレスのアイアンは軟鉄のアイアン以上に自分で傷を補修するのが難しいので
目立つ傷ができてしまったらメーカーやゴルフ工房に相談して、
補修してもらうしかないですね。。。
メッキ加工のアイアンは要注意!
アイアンはメッキ加工されているものがほとんどです。
というのもノーメッキだと水分が付いたまま放置したら
すぐに錆だらけになってしまいますからね。
ノーメッキのアイアンは傷も付きやすくお手入れも大変なので、
メッキ加工されているアイアンがほとんどとなっています。
メッキ加工されているアイアンは傷を補修するために削ってしまうと、
メッキが剥がれてしまうことがあるのでやりすぎに要注意です。
傷が深いとメッキの下まで傷が入っていることがあるので、
削ってしまっては補修が難しいです。。。
大きな傷が付いてしまったら、それなりに費用はかかりますが、
再メッキ加工をするのが良いです。
再メッキというのはその名の通り、再度メッキ加工をすることです。
メッキし直すことで傷が埋まり、綺麗になるんです!
再メッキをするには、ヘッドをシャフトから外して、メッキ加工を施し、磨いて、
ヘッドをシャフトに付け直さないといけないので、結構手間がかかりますが、
アイアンの傷を綺麗に補修したいのであれば、おすすめです!
メッキ剥がれの簡単な補修の方法
メッキ剥がれの対処法は剥がれた箇所に再度メッキをすることです。
ですが、メッキが剥がれたところだけをメッキで補修するのって、
結構難しいんです。。。
メッキが剥がれてしまう時って、内側にサビが広がっていることがあって、
剥がれた周りのメッキも浮いてしまっていることもあります。
なので、私の場合は剥がれたところをサンドペーパーで削って、
その部分をシルバーで塗って対処します。
多少見栄えは良くないかもしれませんが、
アイアンの使用に問題ない場所の時であればこれが手軽で一番ですね。
ただ、この方法で対処しても、また別の場所のメッキ剥がれが起きる時は、
それだけ中側の状態が良くないってことなので、違う方法を考える必要がありますね。
あくまでも、応急処置的な対応方法です。
買い替える
セットの中の一本だけだと、見つけるのは難しいですが、
ヤフオクやメルカリなどで同じものがバラ売りしていれば、買ってしまうのもありです。
シャフトやグリップを入れ替えて、使っているものと合わせれば、
ほぼ今まで通りの感覚で打てるはずです。
なかなか見つからないけれど、ウェッジ等は見つけやすいので、
中古で買い替えた方が早いことが多いんですよね。
ただ、同じモデルといってもゴルフクラブは工業製品なので、個体差があるので
微妙にフィーリングが違ってしまうことがあります。
再メッキする
メッキ剥がれにはやはり再メッキが一番です。
ただ、再メッキは綺麗に仕上がりますが、費用も結構かかってしまいます。。。
再メッキは一般的にはシャフトを抜いての作業になりますが、
作業方法によって5,000円~15,000円位かかりますね。
実は、私は再メッキってやったことが無いんです。。。
費用の面もありますが、メッキ剥がれになるくらい使い込んだアイアンだと
フルセットで買い替えてしまうので。
ただ、もう手に入らないクラブ等の場合は、再メッキするしかないんですけどね。
また、メッキ剥がれではないですが、
使用に伴ってソールのメッキが薄くなってきた時も再メッキすると綺麗になりますよ。
その他の対応方法
キャビティアイアンのバックプレート(化粧プレート)は
圧着しているだけのものが多いので、
ここにサビが出た時や、浮いてしまった時は、
メーカーに頼むと作業してくれる場合もあります。
私は一回はメーカーに対応してもらったことがありますが、
やはりメーカーの作業だと綺麗に仕上がってきますね。
また、メーカーに頼めない場合の応急処置としては
両面テープで貼り直して補修することです。
また剥がれてしまうかもしれませんが、パッと見た感じは綺麗になりますよ。
まとめ
傷だらけのアイアンは使い込んでいて上手そうにも見えますが、
ボロボロでは見栄えも良く無いので、ある程度綺麗に保っておきたいところです。
アイアンに付いた傷は基本的には磨くことで補修しますが、
傷の程度によっては磨いただけでは補修することが難しいこともあります。
その場合、メーカーやゴルフ工房にお願いして、補修してもらうしかないですね。。。
また、アイアンを長期間使用していると、アイアンに施されている
メッキが剥がれてしまうこともあります。
アイアンのメッキ剥がれについて、色々な対処法がありますが、
費用面を考えなければ一番綺麗に仕上がるのは再メッキです。
再メッキすれば、新品みたいに綺麗になりますが、
結構費用がかかってしまうのがネックですね。。。
再メッキが必要なくらいアイアンがボロボロになるということは
アイアンの他の番手も寿命が近いはずなので
私の場合は再メッキはせず簡単な補修以外は買い替えるようにしています。
思い入れのあるクラブは別として、クラブは道具と割り切るようにしていますね。
ゴルフクラブは日々進歩しています。
ドライバーは特に進歩が分かりやすいですが、
アイアンについてもやはりどんどん性能の高いクラブが出てきています。
なので、性能の高いクラブに買い替えていくことは必要ですからね。
ただ、最新が最良とは限らないので思い入れのある古いアイアンなんかだったら、
迷わず「再メッキ」を選ぶでしょうね。
あなたも思い入れのある換えがきかないアイアンやウェッジは
再メッキをしてみても良いかもしれませんよ。