パワーのある男子プロでもアイアンにはカーボンシャフト!メリットは?

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先日、ゴルフ仲間達とアイアンのシャフトの話になったんです。

 

「カーボンシャフトってどうなの?」

「いやいや、アイアンはやっぱりスチールシャフトだろ!」

って感じにスチールシャフト派、カーボンシャフト派それぞれの主張があって

盛り上がりました。

 

  • スチールシャフト
  • カーボンシャフト

それぞれ一長一短があるとは思いますが、アイアンにカーボンシャフトっていうのも

案外悪くないんですよ。

 

パワーがある人はスチールシャフトの方が良いなんて言われていますが、

今はカーボンシャフトの変わってきているので、

ヘッドスピードが早いパワーのあるゴルファーでも充分に使えます。

 

アイアンは断然スチールシャフト(ダイナミックゴールド)派の私が

カーボンシャフトのアイアンを使ってみた感想をお伝えします。

 

アイアンのシャフトの種類

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アイアンに入れるシャフトは大きく分けると、

  • スチールシャフト
  • カーボンシャフト

の2種類です。

 

基本的には、

  • スチールシャフトは重く硬くしなりにくいためパワーのある方向け
  • カーボンシャフトは軽くしなりやすいので非力な方向け

となっています。

 

ですが、100グラム以上の重量があってXフレックスのカーボンシャフトもあるので

パワーがあるゴルファーがカーボンシャフトを使っても全く問題ありません。

 

実際、ドライバーショットで300ヤード以上飛ばせる男子プロも

アイアンにカーボンシャフトを挿していることが多くなってきましたからね。

 

スチールシャフトとカーボンシャフトの違いは?

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スチールシャフトとカーボンシャフトはその名の通りで、それぞれ素材が違います。

 

スチールシャフトはスチール、つまり鉄で出来ています。

 

鉄はねじれにくく、強い負荷がかかっても変形しにくいという特徴があります。

 

そのため、シャフトにすると速いスイングスピードでも暴れにくいですし、

ブレが少なくなりやすいです。

 

素材が鉄なのでシャフトの値段も抑えられますね。

 

それに対してカーボンシャフトはカーボンで出来ています。

 

繊維状のカーボンを編み込んでシート状にして、

シート上のカーボンを巻いてシャフトにしています。

 

カーボンシャフトはとにかくバリエーションが豊富です。

 

カーボンの種類や巻き方等の違いで全然別物のシャフトになるので、

様々な特性を持ったシャフトを作れます。

 

カーボンシャフトはしなやかにしなるのでスチールシャフトと比べると、

しなりが大きくブレが大きくなりやすい反面、

スイングスピードを上げたり、ボールを高く上げたりしやすくなります。

 

また、素材や製法がスチールに比べて複雑なので、開発、製造コストがかかるため、

シャフトの値段は高くなります。

 

 

カーボンシャフトのメリット・デメリット

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カーボンシャフトのメリット・デメリットを紹介します。

 

カーボンシャフトのメリット

ヘッドスピードが上がる

カーボンシャフトはスチールシャフトに比べてしなりやすく、ヘッドの走り感が強くなります。

 

そのため、ヘッドスピードが早くなりやすいです。

 

カーボンシャフトの方がよく私なるので、シャフトのしなりを感じやすいですし、

シャフトのしなりを上手く使えるようになれば、ヘッドスピードが上がって飛距離も伸びます。

 

アイアンショットは特にキャリーの飛距離が非常に大事になります。

 

同じ150ヤードのショットでも、

130ヤードキャリーの20ヤードランで150ヤード

145ヤードキャリーの5ヤードランで150ヤード

では狙い方が全然変わりますからね。

 

ランが多いとグリーン手前にバンカーや池等のハザードがある場合、

ピンを真っ直ぐ狙って行けません。。。

 

ピンを狙っていってもハザードに入るか、ピンをオーバーしてグリーン奥まで

行ってしまいますからね。

 

そのため、ハザードを避けた狙い方をしなくてはいけなくなります。

 

ですが、ランがあまり出なければピンをダイレクトに狙いやすくなります。

 

上手く打てればバーディーチャンスを生み出せるので、スコアを向上に繋がりますね。

 

ヘッドスピードが上がればキャリーの飛距離を伸ばせるので、

よりいっそうチャンスを生み出しやすくなります!

 

ボールが上がりやすい

カーボンシャフトの方がしなりが大きいため、打ち出し角が大きくなります。

 

そのため、ボールの高さが出しやすくなり、高いボールが打ちやすくなります。

 

ボールが高くなるとその分、固いグリーンに対しても止めやすくなります。

 

特にロングアイアンのようにロフト角が立っていてボールが上がりにくいアイアンでも

カーボンシャフトを使うことでボールが上がるようになれば充分に使えるようになりますね。

 

ボールが上がらなくて困っているゴルファーにはカーボンシャフトはピッタリですね!

 

打感が柔らかくなる

カーボンシャフトの方が柔らかさがあるため、同じクラブヘッドでも

打感が柔らかく感じられます。

 

また、芯を外してもスチールシャフトに比べて衝撃が少なくなるので、

手首や肘にかかる負担が少なくなります。

 

1打1打の負荷を減らすことが怪我の予防にも繋がります。

 

ドライバー、フェアウェイウッドとの流れを作れる

昔はドライバーやフェアウェイウッドにもアイアンと同じくらい重くて硬い

スチールシャフトを挿しているのが当たり前でした。

 

ですが、今ではドライバーやフェアウェイウッドにはカーボンシャフトを

挿すのが当たり前になっています。

 

なので、アイアンにスチールシャフトを挿していても、

ウッド系がカーボンシャフトという方が多いはずです。

 

ウッド系とアイアン系ではヘッド形状も大きく違うので、どうしても振った感じは変わります。

 

それに加えてシャフトの素材も違うと別物ですよね!?

 

シャフトをカーボン素材で揃えることでドライバーからアイアンまでの流れを作って

振った感覚を近づけることが出来ます。

 

ゴルフはよりシンプルな方が簡単です。

 

ウッドとアイアンでヘッドは全然違いますが、シャフトの素材を揃えることで

なるべく近い感覚で振れた方が間違いなく良いです!

 

錆びない

スチールシャフトは雨の日のラウンド後にきちんとお手入れをしなかったりすると

段々錆びてしまいます。。。

 

シャフトの汚れだけでなく、水分もしっかりと取らないと危険だったりもします。

 

というもの、シャフトの表面はメッキ加工されていますが、

シャフトの内部はメッキがされていないので、

表面に錆が浮き始めているということは、内部は錆だらけの可能性が高いです。

 

錆の進行が進んだシャフトは打った時、折れてしまう可能性もあるので危険です。

 

ですが、カーボンシャフトは錆びることもありませんし、

劣化してもスチールシャフトのように折れません。

 

そのため、多少ズボラな方でも良い状態で使うことが出来ます。

 

デメリット

値段が高い

カーボンシャフトはスチールシャフトに比べるとかなり値段が高いのがネックです。

 

素材の原価の違いもありますが、カーボンシャフトの方が設計の自由度が高いので

様々な工夫がしやすい反面、開発費用が高くなってしまうので、

シャフトの値段も高くなりがちです。。。

 

アイアンはクラブの本数も多いので、シャフトの単価が高いのはお財布に優しくないですね。

 

曲がりやすい

カーボンシャフトはスチールシャフトに比べてしなりが大きいのが特徴です。

 

しなりが大きいとタイミングが合えば方向性に問題ありませんが、

タイミングがズレてしまった時に曲がりやすくなるのでショットのブレの幅が

大きくなってしまいます。

 

また、カーボンシャフトの方がトルク(シャフトのねじれ)が大きいです。

 

トルクが大きいほどフェース面のブレが出やすくなるので

ショットの曲がりに影響しますね。

 

打感がぼやける

打感が柔らかくなることがメリットとなりますが、その反対に打感が柔らかくなって

ぼやけてしまうことがデメリットになります。

 

芯に当たったことがはっきり分かるソリッドな打感が良いという方もいますよね。

 

打感は好みにもよるので芯に当たった、当たっていないが

はっきり分かる方が良いという方にとってはデメリットになってしまいますね。

 

なぜカーボンシャフトのアイアンが増えた?

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アイアンにカーボンシャフトを挿すゴルファーが増えた要因として、

アイアンのストロングロフト化があります。

 

アイアンのロフトは年々立っていく傾向があります。

 

特にアベレージ向けのモデルはロフトが立った作りになっている、

いわゆるストロングロフト化の傾向が強いですね。

 

同じ番手でもモデルによって1〜2番手分ロフト角が違うなんてこともザラにあります。

 

150Yのショートホールで同伴者が7番アイアンで打ったところを

あなたが9番アイアンを持ってナイスオンさせたら気持ち良いですよね!?

 

アイアンは飛ばすためのクラブではありませんが、

短い番手を持った方が優越感が得られますからね!

 

そんなこともあってか、アイアンのロフトは昔と比べるとかなり立っています。

 

ロフトが立てばボールは飛ぶようにはなりますが、弊害もあります。。。

 

当たり前ですが、ロフトが立つことで打ち出し角が低くなるので、

ボールが上がりにくくなります。

 

ボールを上げ切れないと飛距離も出すことは出来ませんので、

ストロングロフトになっていても性能を活かし切れませんね。

 

アイアンのヘッドも技術の進歩でボールが上がりやすい設計になっていますが、

やはりロフト角のボールの上がりやすさへの影響は大きいです。

 

ヘッド以外にボールを上がりやすくする要素を加えられるのがシャフトです。

 

硬いスチールシャフトではシャフトをしならせきれず、ボールが上がらなかったとしても、

カーボンシャフトならばしなりが大きくボールが上がりやすいので、

ストロングロフト化が進んだ最新技術が搭載されたアイアンヘッドとも相性が抜群です!

 

そのため、重さや硬さを合わせてアイアンにカーボンシャフトを挿すゴルファーが

増えつつあります。

 

また、昔はゴルフクラブ自体、難しいものばかりでしたし、

人気のプロと同じクラブを使いたがる人が多かったんです。

 

ジャンボ尾崎プロモデルのクラブ等が飛ぶように売れていました!

 

ですが、今はゴルフクラブは多様化しています。

 

技術の進歩とともにボールが上がりやすくミスに強いアベレージ向けのゴルフクラブも

増えていますし、プロゴルファーがアマチュアが使うようなクラブを使うことも

少なくありません。

 

プロですらミスをするスポーツですし、1打に生活がかかっているのだから

ミスしにくいクラブを使った方が安定した成績を残せますからね!

 

プロですら簡単なクラブを求めるのだから、アマチュアがより簡単なクラブを求めるのは

仕方のないことです。

 

そのため、今は昔のように難しくても人気のプロが使っていれば売れるということはなく、

簡単なアベレージ向けのクラブの方が売れるんです。

 

そして、アベレージ向けのクラブとカーボンシャフトの相性は抜群です。

 

カーボンシャフトは軽くてしなるのでヘッドスピードを上げてボールを飛ばしやすいですし、

しなりが大きく曲がりやすい部分もありますが、ヘッドの性能でミスヒット時の

ブレを抑えられますからね!

 

求められているクラブが変わっていることもあって、

カーボンシャフトのアイアンは増えています。

 

「パワーがあるからスチールシャフト」はもう古い!

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  • パワーがある人はスチールシャフト
  • 非力な人はカーボンシャフト

をアイアンに入れるのがゴルフの常識とされてきました。

 

昔は技術が今ほど進んでいなかったので、

  • スチールシャフトは重くて硬い物
  • カーボンシャフトは軽くて柔らかい物

と考えられていました。

 

だから、カーボンシャフトは非力な人や女性向きなんて言われていたんです。

 

ですが、今は軽量のスチールシャフトや重量のあるカーボンシャフトが出てきているので、

重量だけで判断はしない方が良いです。

 

スチールシャフトとカーボンシャフトでは、シャフトのしなる感覚が全然違います。

 

それに、同じスチールシャフトでもモデルによって、振った感覚は全く別物です。

 

カーボンシャフトは繊維の巻き方で、硬さやキックポイント等を変えて作ることが出来るので、

スチールシャフト以上に様々な特性のシャフトが作れます。

 

シャフトのねじれ方やしなり方で、クラブの印象が大きく変わってきます。

 

シャフトの重量やフレックスはあなたの体力やヘッドスピードによって

ある程度の目安はありますが、シャフトの振り感やあなたが求めている性能等で

ベストなシャフトは変わってくるので、色んなシャフトを試してみるのが良いですね!

 

私がアイアンにカーボンシャフトを使ってみた感想

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私はアイアンのシャフトはスチール(ダイナミックゴールド)派ですが、

カーボンシャフトのアイアンを使ったことがあります。

 

アイアンのシャフトはずっとダイナミックゴールドを使っていますが、

友人がカーボンシャフトのアイアンを使っていて、

軽く振っているのに高く飛ぶボールを打っていて簡単そうにゴルフをしていたので

気になって借りて練習やラウンドをさせてもらいました。

 

カーボンシャフトは軽く振っても勝手にヘッドが走る感覚がありました。

 

実際、普段の番手よりキャリーで1番手ほど飛距離が伸びていました。

 

スチールシャフトはしっかり振らないと思ったように飛びませんが、

簡単に飛距離を出せるのが良いですね。

 

ただ、身体が温まって振れるようになってくると、

しなりのタイミングが合わずに曲がってしまったり

飛びすぎてしまったりすることがありました。。。

 

私はクラブに合わせて軽く振るというより、

しっかり思いっきり振っていきたいタイプなので、

気持ちよく振れてきた時に暴れてしまう感覚がありました。

 

また、カーボンシャフト特有のしなやかさ、走り感がどうもしっくり来なくて

結局、カーボンシャフトを使うのはそれっきりでした。。。

 

ただ、カーボンシャフトが私に合わなかったというだけで、

カーボンシャフト自体が悪いということではありません。

 

同じカーボンシャフトでもモデルやスペック次第で

私にもしっくり来るものがあるかもしれませんし、

スチールシャフトよりカーボンシャフトの方が振りやすく感じるゴルファーも多いでしょう。

 

カーボンシャフトは合うゴルファーにとってはメリットが大きいと感じました!

 

まとめ

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アイアンのスチールシャフトとカーボンシャフトはそれぞれ一長一短がありますが、

アイアンにはスチールシャフト派のあなたも好き嫌いせず

是非一度カーボンシャフトを試してみて下さい。

 

昔のカーボンシャフトは軽くて柔らかい、パワーのある方にとっては

頼りないものが多かったのですが、最近のしっかりとして

プロでも使えるものも増えてきています。

 

カーボンシャフトは高価ですが、設計の自由度が高く、性能が良いものが多々あります。

 

アイアンのシャフトはクラブメーカーの純正シャフトで最初から

カーボンシャフトが挿さっていることもありますが、

シャフトメーカーのアイアン用カーボンシャフトは性能に特徴があるものも多いので

リシャフトするのも良いかもしれません。

 

フィーリングが合うのなら、カーボンシャフトの恩恵を受けてゴルフをすれば

スコアアップにも繋がるかもしれませんよ!

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