ゴルフはクラブを14本までキャディバッグに入れることが出来ますが、
ゴルフを始めたばかりの初心者はハーフセットだけ買って
ゴルフをすることも多いです。
「ハーフセットっていかにも初心者っぽくて見栄えが良くないな!」
と思う方も多いでしょう。
なので、
「ある程度打てるようになったらフルセットを買ってプレーしたい」
と思うのですが、どのタイミングでフルセットにするかって悩みどころですよね。。。
ゴルフクラブって結構良いお値段しますから。
初心者はもう卒業したし、
「そろそろ7本のハーフセットをやめてフルセットにしようかな?」
と思っているあなた!
ちょっと待って下さい!
実は、ハーフセットでプレーするのにもメリットがあるんです。
もしかしたら、フルセットで回るよりも良いスコアで回れちゃうかもしれません。
100切りまでならハーフセットの方が良いかもしれませんよ!
そこで、7本のハーフセットのメリットやデメリットについてまとめていきます!
ゴルフクラブは上達に合わせて買い替えるもの
「せっかくゴルフを始めたのだから、クラブは一式しっかり買い揃えないと!」
と考える初心者ゴルファーは多いです。
ゴルフクラブにこだわるのもゴルフの楽しみの一つですし、
気に入ったクラブを買えば練習するモチベーションも上がります!
ですが、ゴルフが上達するにつれて、スイングが変わっていきます。
スイングスピードが早くなったり、技術が向上することで
高低左右の打ち分けをしたくなったりします。
そうすると、徐々に買ったクラブが合わなくなっていきます。
特に最初に初心者用のクラブを買ってしまうと、
上達するにつれてどんどん物足りなくなるんですね。
なので、
「ゴルフクラブはその時のレベルに合わせて買い替えるもの」
と考えていた方が良いです。
そのため、最初はフルセットではなくハーフセットでも充分ですし、
7本のハーフセットでも100切りは可能です!
むしろ、ハーフセットの方が100切りしやすいかもしれませんよ!
100切りを達成したことがないのであれば、
まだフルセットのゴルフクラブの購入は待っても良いですね。
ハーフセットで必要なクラブは?
7本のハーフセットで回るにはどんなクラブが必要になるのか気になりますよね!?
そもそも、ゴルフのルール上、必ずしも14本のクラブをキャディバッグに
入れなくてはいけないわけではありません。
14本以下であれば全く問題ありません。
なので、ハーフセットの7本でプレーしてもOKです。
では、7本のハーフセットで使うクラブはどうやって選べば良いのでしょうか?
必要な番手は以下の通りです。
- ドライバー
- フェアウェイウッド(5Wor7W)
- ユーティリティ(4Uor5U)
- 7番アイアン
- PW(ピッチングウェッジ)
- SW(サンドウェッジ)
- パター
- ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティのようなある程度距離を稼ぐためのクラブ
- 100〜150ヤードを打つための7I前後のクラブ
- 100ヤード以内のショートゲーム用のショートアイアンやウェッジ
- グリーン上で使用するパター
があれば充分にプレーは出来ます。
この組み合わせが基本になりますが、
あくまでも基本的な考え方としては苦手なクラブや使わないクラブを
キャディバッグから外すと言うことです。
もしもあなたがドライバーが苦手なのであれば、
ドライバーを外して代わりに3Wを入れる
というようにあなたに合わせてクラブセッティングをしましょう!
ゴルフクラブは7本あれば充分に100切りは可能
ゴルフクラブはハーフセットの7本あれば充分にプレーは可能ですし、
100切りも出来ます!
というのも、ゴルフクラブがたくさんあるのは、
クラブによって距離を打ち分けるためです。
上級者であれば安定してクラブの芯でヒット出来るので、
クラブによって距離の差が生まれます。
ですが、初心者は安定してナイスショットが出るわけではないので
クラブによる距離の打ち分けの前に安定したショットを打てるようになるのが先決です。
100切りを目指すレベルであれば、クラブごとに安定して10〜15ヤード刻みで距離を
打ち分けるのはかなり難しいでしょう。
それならば、ナイスショットをする確率を高めて、
ダフリやトップといった大きなミスを減らす方がスコアアップに直結します。
クラブがたくさんあった方が様々なシチュエーションに
対応することは出来るかもしれませんが、
その分、それぞれのクラブでしっかり練習をしておかないと
コースで安定して打つことは出来ません。
むしろ7本であれば、満遍なく練習出来ますし、
練習量が増えればコースでも自信を持って打つことが出来ます。
自信のあるクラブで確実に距離を稼ぎ、グリーン周りで大きなミスをしなければ
パッティング次第で自然にスコアもまとまっていきますよ!
なので、7本のハーフセットで100切りを目指すのはありですよ!
ハーフセットのメリット・デメリット
7本のハーフセットでプレーするメリット・デメリットを解説します。
メリット
得意なクラブだけでプレー出来る
ゴルフはいかにミスを減らすかが重要なスポーツです。
特に100切りを目指すのであれば、
ダフリやトップといった致命的なミスを減らすことが重要です。
想定内のミスであれば良いのですが、酷いダフリやトップが出てしまうと
OBや池といったペナルティーになるハザードに入ってしまうこともありますからね。
酷いミスをしないためにも苦手なクラブを使わずに、
得意なクラブだけでプレー出来るというのは7本のハーフセットのメリットです。
例えば3Wは苦手だけど、キャディバッグに入っているとパー5のセカンドショットで
距離を稼ぎたい時につい使ってしまって大ダフリやチョロをしてしまったりします。。。
こういった酷いミスをせず、確実なショットを打っていった方がスコアも良くなりますね。
14本のクラブをキャディバッグに入れてプレーをしようとすると、
全てのクラブを安定して打ちこなせるように練習しておかないと
いざコースで打った時にミスをしてしまいます。
14本全てのクラブを充分に練習するのがベストではありますが、
実際には難しいですよね。。。
どうしても、練習するクラブって偏りますからね。
ですが、7本のハーフセットで、得意なクラブだけがキャディバッグに入っていたら
使用するクラブを満遍なく練習することが出来るのでコースでのミスも少なくなります。
練習量が増えれば自然にそのクラブで打つことに自信も付いて、
得意なクラブになっていきますし、コースでのナイスショットの確率も上がります。
得意なクラブに絞ることでミスを減らして、ナイスショットの確率を上げることで
スコアアップにも繋がりますね!
番手選択がシンプルになる
ゴルフが上達すると、クラブによって距離を打ち分けることが出来るようになっていきます。
例えば、
- 8Iをフルショットしたら140Y
- 7Iをフルショットしたら150Y
という感じですね。
悩ましいのが角番手の間の距離を打ちたい時です。
145Yを打ちたい時に
- 8Iでしっかり打つ
- 7Iで軽く打つ
と選択肢が出てきてしまいます。。。
特に技術があるとどっちの打ち方も同じくらいの精度で出来てしまうので
悩ましいんです。
そして、ちょっと調整すると緩んだり力んだりしてミスが出やすかったりします。。。
ですが、7本のハーフセットだと使えるクラブもかなり限られます。
そのため、クラブ選択で悩むことはほとんどありません。
本数が少ないので、大まかな基準で距離を打ち分けることになりますが、
クラブ選択での迷いなく打つことが出来るので
大きなミスになりにくいのが良いですね。
「そこそこ飛んでグリーン近くに行けばいいな。」
と思って打ったショットがベタピンに付いたりもしますからね!
ハーフセットのクラブセッティングだとベストなクラブ選択が出来ず、
5〜10ヤード刻みといった細かな距離の打ち分けは難しいです。
ですが、そもそも100切りを目指すレベルであれば、
そこまでの技術は必要ないので
とにかく大きなミスをせずある程度の距離を前に飛ばせる方が大事ですよ!
デメリット
かっこ悪い
7本のハーフセットの最大のデメリットは見た目がかなりかっこ悪いことです。。。
キャディバッグの中身がスカスカなので、キャディバッグを見た時結構目立ちます。
それに、
ハーフセット = ゴルフ初めたての初心者
というイメージも強いので下手な印象を持たれがちです。
また、本数が少ないとゴルフ場の人から
「クラブをどこかに忘れてきたのでは?」
と勘違いされて、確認されることもあります。。。
色々と勘違いされてしまいがちなのがデメリットですね。
クラブの選択肢が少なくなる
7本のハーフセットのメリットは番手選択がシンプルになることですが、
裏返すとクラブの選択肢が少なくなるということにもなります。
細かな距離の打ち分けやベストなクラブ選択が出来ないことがあるのが
デメリットですね。
ただ、たくさんのクラブを打ちこなせる状態でないと、
ミスしてしまう可能性が高いので、
それなりの腕前になったら7本のハーフセットがデメリットになりますが、
初心者であればデメリットにはならないのでご安心を!
まとめ
7本のハーフセットでプレーするのは、
パッと見た時にキャディバッグがスカスカで
いかにも初心者って感じがするのが難点ですが、
実際にやってみると、充分にプレーは出来ますし
意外とスコアも良かったりします。
練習でやっていないことをコースでやっても上手くいきませんが、
ついやりたくなってしまうのがゴルフです。。。
でも、練習していないことや練習が不充分なことをやってもミスになってしまいます。
7本のハーフセットであれば、全てのクラブを満遍なく練習することが出来るので
キャディバッグに入っているクラブ全てを自信を持って使えます。
また、少ないクラブでどうやって距離を打ち分けるのかを考える必要があるので
1本のクラブでフェースを開いて距離を落としたり、
逆にフェースを閉じて距離を出したり
といったように工夫するようになります。
1つのクラブで色んな打ち方を練習するようになるので、
技術的な上達にも繋がります!
ゴルフクラブはたくさんあった方が有利な気もしますが、
それは全てのクラブを使いこなせてこそです。
まずは7本のハーフセットのクラブを打ちこなせるようになっていきましょう!