今までずっとゴルフのスコアは右肩上がりで良くなっていて、
何ヶ月も絶好調で、ベストスコアも更新し続けていたのに、
ある日から突然ゴルフが下手になる。。。
そんな経験をしたことがあるゴルファーは多いのではないでしょうか?
もちろん、私も経験しています。
「なんか調子が良く無いな。」
と思って練習場に通っても全然直らない。。。。
調子の良い時の感覚と何かが違う。
練習に行けば行くほど、むしろ下手になっていく感じがする。
どんどんドツボにハマっていくんですよね。。。
でも、このゴルフが下手になるということを乗り越えないと
それ以上の上達はありません。
そこで、ゴルファーが一度は経験する
「突然ゴルフが下手になる。」
「練習しているのにゴルフが下手になっていく。」
ということについて原因と対策をお伝えします。
練習しないとゴルフは上手くならない
当たり前のことかもしれませんが、ゴルフが上手くなりたいのであれば、
一生懸命練習しなくてはいけません。
レッスン本やYouTube等でゴルフスイングの知識を学んだら
なんとなく出来るような気がして、上達したように錯覚します。
ですが、知識として知っているのと実際に出来るのは全くの別物です。
スイングの知識を身につけて、練習をして、コースで出来るようになって
ようやく物になります。
プロゴルファーも最初からゴルフが上手だった訳ではありません。
もちろん、センスはあったはずです。
ですが、莫大な量の練習やラウンド経験を経てプロになっています。
そして、プロになってからも結果を出し続けるためには練習が必要なので
トーナメント中もプレーが終わった後、練習場やパッティンググリーンに残って
ずっと練習しています。
日本人初のマスターズチャンピオン、松山英樹選手が練習の虫なのは有名な話ですよね!?
トッププロとして活躍し続けるためには練習が必要ですし、
ゴルフの上達に練習が必要なのはプロもアマも関係ありません。
なので、
- そもそも練習していない
- 練習量が少ない
のにゴルフが下手というのであれば、まずは最低限の練習量が必要です!
ゴルフが下手になる原因は?
ゴルフは難しいもので、しっかりと練習していて、
良い感じにベストスコアを更新し続けて、好調をキープしていても、
突然下手になってしまうことがあります。
では、その原因は何でしょうか?
下手になっているように感じてしまう
ゴルフの上達の過程で、ゴルフの技術自体は向上しているのに、
下手になっているように感じてしまうことがあります。
というのも、ゴルフの上手、下手の基準はやはりスコアです。
ゴルフが難しいのは、
「技術が上がったからといって必ずしもスコアに直結する訳ではない。」
というところです。
基本的にはゴルフの技術が高いほど、良いスコアになります。
ですが、
- 回るコース
- コースのコンディション
- ピンの位置
- 天気
- その日の体調
- 同伴競技者
等
スコアを左右する要素がたくさんあるので、一度良いスコアが出たからといって
同じくらいのスコアがずっと出るとも限りません。
プロゴルファーだってトーナメントで初日に60台を出したのに、
2日目に80近く叩いてしまうことがあるので、ベストとワーストのスコアの幅は大きいです。
アマチュアゴルファーなら、なおさらベストとワーストのスコアの幅が
大きくなっても不思議ではないですよね。
また、ゴルフが上手くなると、より攻めたコースマネジメントが出来るようになります。
例えば、パー5は4オン狙いでうまくいけば1パットでパー、2パットでもボギーという
マネジメントをしていたホールでも3オンが狙えるようになったとします。
ゴルフは1打に重みがあります。
最初から4オン狙いであれば1打1打そこまで飛ばす必要もなく、
安全に打っていくことが出来ました。
ティーショットを安全にフェアウェイウッドやユーティリティで刻んでハザードを避けて、
広く安全な場所を狙っていき、2打目以降もハザードを避けて
確実にグリーンに近づけていけばOKでした。
ですが、3オン狙いになるとティーショットはドライバーでしっかり飛ばして、
2打目もなるべくグリーンに近づけつつ、3打目が打ちやすい場所を
狙っていかなくてはいけません。
そのため、それぞれのショットで精度が求められますし、
その分ミスする可能性も高くなります。
成功すれば3オンが出来て、2パットでもパー、1パットならバーディーが狙えます。
その反対にそれぞれのショットで失敗すれば、ボギーやダブルボギー以上の可能性もあります。
つまり、良いスコアを狙うためにはリスクを取る必要があるということですね。
ゴルフを始めたばかりの頃はいかに安全なマネジメントをして、
ミスしても怪我を最小限に抑えるかがスコアに繋がって行きますが、
ある程度、ゴルフが上達したらそれだけではスコアの伸び悩みが出てくるので
リスクを取って良いスコアを狙うマネジメントが必要になります。
そのため、上手くハマれば良いスコアが出ますが、リスクを取っていく分、
上手くいかなかった場合は安全にマネジメントしていた時よりも
悪いスコアが出ることもあります。
上手くハマらずに悪いスコアが続いたら、
下手になったように感じることもあるかもしれません。
ですが、ジャンプする時に一度しゃがんでから大きく飛ぶように、
ゴルフが上達するためには一度下手になるということを経験しなくてはいけないので
乗り越えていくしかないですね。
下手になる練習をしている
練習しても下手になっているということは、
下手になる練習をしてしまっている可能性もあります。
というのも、ゴルフは他のスポーツと違って、練習と本番の環境が大きく違います。
野球やサッカーは練習も本番のグラウンドでしますよね!?
でも、ゴルフは練習は打ちっぱなしでしますが、本番はコースです。
そのため、練習の目的が変わってしまいやすいです。
ゴルフはいかにコースを回った時に良いスコアを出すかが大事です。
ですが、打ちっぱなしでは
- ドライバーを振り回してどれだけ飛ばせるか
- いかにナイスショットを打つか
を求めてしまいがちです。
もちろん、飛距離を出すことや真っ直ぐ飛ばすこともスコアに繋がる要素になりますが、
それよりも大事なことがあります。
ゴルフは狙ったところにボールを運ぶゲームです。
狙ったところに打っていくためには
- ビジネスゾーンのようなスイングの基礎
- スリークォーターショットのような飛距離と方向性をコントロールするショット
- 100Y以内のショートゲーム
の練習が必要です。
打ちっぱなしに行ったらついフルスイングばかりしがちですが、
スイングの基礎を固める練習や距離をコントロールする練習のような
地味な練習の方がスコアに直結します。
練習場でどれだけ飛ばせたり、真っ直ぐの良いボールを打てたりしても
それがコースで出来るとは限りません。
コースではハザードを避けて打っていく必要があるので、
打ちっぱなしと違ってただ飛ばせば良いというわけでないですし、
ライの状態によってはフルスイング出来ないこともあります。
そのため、練習の中でコントロールするショットを繰り返すことで
確実性を高めていった方がスコアに繋がりますし、
飛ばそうと力むことも無いので結果として良いスイングが身につきやすいです。
良いスコアを出すためにはナイスショットが必要なように感じるかもしれませんが、
実はそうではありません。
10球中1球は100点満点のナイスショットが出るけど、
それ以外は酷いミスになるよりもナイスショットはなかなか出ないけど
確実に60点のショットは打ち続けられる方が確実にスコアは安定します。
ゴルフが上手になるためには?
ゴルフは練習しないと上手にはなりませんが、
間違った練習をいくらやってもなかなか上手にはなりません。
ゴルフの上達には正しい練習をすることが大事です。
では、何が正しい練習なのでしょうか?
今は情報が溢れているので本やインターネットで誰でも簡単に情報が手に入ります。
そして、クラブの進化に伴い、日々新しいスイング理論が生まれています。
そのため、何が正しいのかの判断が非常に難しいです。
一番良いのは、プロから教えてもらうことです!
プロのレッスンを受け、客観的にプロの目で見てもらうことで、
あなたのスイングをどう直すか、どう調整していくかを
正しくアドバイスしてもらえます。
もちろん、レッスンを受けるとお金や時間がかかります。
ですが、ゴルフの上達のための投資と考えて、
投資した分を取り返すつもりで努力すればきっと結果も付いてきますよ!
「レッスンは高いからちょっとな。。。」
というあなたはスイングの基礎であるビジネスゾーンの練習をしてみて下さい。
ビジネスゾーンが正しい軌道で正確にインパクト出来れば確実に上達しますからね。
それに、綺麗なスイングでも、個性的なスイングでも、
ビジネスゾーンがきちんとしていれば安定したショットが打てます。
ガムシャラにフルスイングの練習するより効果的ですよ!
ゴルフは些細なことで調子を崩してスランプに陥る
コツコツ正しい練習を続けていても、些細なことがきっかけで
いつの間にか調子を落としてしまっていることがあります。
アマチュアに限らず、プロですら気付いた時には不調に陥ってしまうこともあるので、
日頃から注意が必要です。
調子が良い時ほど力みからリズムを崩す
「今日は身体のキレが良いし、気持ちよく振れてるな!」
という時ほど案外スコアが出なかったりします。。。
調子が良い時ほど
「もっと飛ばしたい!」
「もっと良いショットが打ちたい!」
と欲が強く出てしまいます。
「調子も良いし、今日もベストが出るかも!」
なんてプレーしているうちに、少しずつリズムが早くなってしまったり、
飛ばそうとして力みが出てきたりします。
しかも、少しずつ変わっていくので、自分で気が付かないんです。
そして、気付いた時にはスイングが崩れてかけています。。。
そして、
「脇が甘いかな?」
「トップで肩が入っていないかな?」
なんてスイングをいじってしまって、更にドツボにハマっていってしまいます。。。
私も先日、調子が良かったのに、急に下手になることがありました。
元々そこまで上手くはないけれど、自分の思うように出来ないと苦しいですね。。。
対策はある?
突然スランプに陥ってしまうと、なかなか抜け出せません。
日頃から対策をしておけば、突然のスランプを未然に防ぐことが出来ます。
プロの目で見てもらってスイングチェックをする
一番良いのは、定期的にプロにスイングチェックしてもらうことです。
スイングのことを詳しく理解しているシングルプレイヤー等でも良いですが、
アマチュアでゴルフが上手な方というは自分では出来るけど、
他人に上手く伝えられないということが多いです。
他人が理解出来るにように伝えられるレベルとなると、アマチュアには難しいので
やぱりレッスンプロが適任ですね。
普段見てもらっているレッスンプロがいたら、
普段のゴルフスイングが分かるから良いですね。
そうでなくても、ワンポイントで見てもらうだけでも結構ヒントを貰えます。
原英莉花プロが師匠のジャンボ尾崎プロに
「お前、そんなにトップの位置が低かったか?」
の一言でスイングが良い時の状態に戻って優勝した話は有名ですよね。
すぐにボールを打たないで、
- 鏡の前でゆっくりとスイング
- 30秒から1分くらいかけてするゆっくりスイング
これをするといつもの自分のスイングとの違いが分かることが多いです。
自分のリズムを作っておく
普段から自分のリズムを作っておくことも重要です。
ベテランゴルファーでも急にゴルフが下手になる方が結構います。
常に調子をキープ出来ている達に聞くと、自分のリズムとかをちゃんと持っているみたいです。
良い時と同じリズムで打てれば、調子も戻ってくるので、
基準となる自分のリズムは把握しておいた方が良いですね。
どうしてもダメな時はしばらくボールを打たない
人間の脳は3日間くらい動作を覚えているそうです。
だから急に下手になった時は、間違った動きをリセットするため、
しばらく練習をしないようにすると良いです。
どうしてもボールを打ちたいのであれば、アプローチの練習くらいに
留めておくのが良いですね。
打ち放題の練習場には要注意!
練習場によっては2時間打ち放題のような、打ち放題のサービスを実施していることがあります。
打ち放題は打てば打つほどお得になるので、なるべくたくさん打ちたくなりますよね。
たくさん打てば練習量も増えて練習した気になりますが、実はそれが下手になる要因なんです!
たくさん打つためには、打つスピードが早くなります。
そうすると、自然にリズムが早くなっていき、あなたに適したリズムから
かけ離れていきます。。。
上達するためには単価は上がってしまうかもしれませんが、
1球1球集中して丁寧に打った方が良いです。
まとめ
ゴルフを続けていると、ずっと調子が良くて、スコアもどんどん良くなっていたのに
突然不調になって下手になったように感じてしまうことがあります。
今まで出来たことが急に出来なくなると、
不安になってとにかくボールを打ちたくなりますよね!?
「このままじゃ、どんどんゴルフが下手になる。。。」
って感じてしまいますからね。
だけど、調子が悪い時はゴルフが下手になるのを助長する練習になってしまうから、
スイングをしないと割り切ってしまって、一度リセットするのも良いです。
また、ゴルフが上手くなりたいなら正しい練習をコツコツ続けていくことが必要です。
一番効率的なのは、プロにレッスンを受けて、
間違った方向の努力をしないようにすることです!
どうせなら上達に繋がる努力をした方が良いですからね。
ゴルフをしていると壁にぶつかったように伸び悩むこともあるでしょう。
でも、それを乗り越えてると、もっと上手になります。
不調が続いてゴルフが楽しくなくて辞めてしまおうかななんて思うかもしれませんが、
諦めずに続けていると、もっとゴルフが楽しくなっていきますよ!